秋マダイをタイラバで狙う。第3弾!釣果の差はロッドが鍵か?!

ホウボウは20~30mぐらいの水深でよく来ますね。

どうも、編集部のヤマケイです。前回、季節を先取り、秋マダイを狙ってみたものの釣果は1匹のみ。「秋の数釣りにはまだ早いのかぁ?」と、ホウボウの刺し身に舌鼓を打ちつつ、「やっぱり、マダイが食べたい!」ということで、「秋マダイをタイラバで狙う」第2弾です。

海水温、高し。陸上は秋の気配も、海中は…

前回の釣行から約2週間ほど。朝、夕の気温もグッと下がり、人間様はそろそろ衣替えの時期。長袖や上着が欲しい気温ですね。さてさて、お魚様はいかがでしょうか? 前回の釣行時の海水温は25℃。今回はっと。アレ? あんまり変わってない…。海水に手を入れてみると暖かくて気持ちイイ。コレは大丈夫なのか…。なんかイヤな予感がしますね。
オモシロいサイトを発見しました。「第三管区海上保安本部海洋情報部」(※1)。海水温や黒潮の海流などのデータが過去の分も含め掲載されています。去年のデータを見ると東京湾の海水温が下がりだしているのが11月下旬。やっぱり秋マダイにちょっと早いのかな?

(参考/※1:第三管区海上保安本部海洋情報部/https://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN3/kaikyo.htm

絶好調のナミゾウ。海水温が高いなんて関係ない!?

水深は40~50mほど。ポイントも前回とほぼ同じエリアを攻めてみる。ではでは、スタートフィッシング~♪ しか~し、前回と同様、潮が速く、とても釣りづらい…。何度か流してみるものの、釣れる気配を感じられず、早々と移動開始。
移動してきたのは前回ナミゾウが好調だった浦賀沖のポイント。水深は20~30m。そして今日もナミゾウが好調だったのである…。

まずは前回同様、タイラバの美味しい外道「ホウボウ」を釣り上げると、次は魚群探知機にベイトの反応。このベイトについていたイナダを見事にゲット。ナミゾウいわく、タイラバの回収中に来たそうだ。通常、タイラバは底から10~15mほどをメインに狙っているが、今回のようにベイトの群れに当たった時は、周辺に青物がついている事もある。また、タチウオが釣れている時などは、上の方まで探ってみると美味しい外道が釣れるかもしれない。
そして今日も本命マダイを釣り上げたのはナミゾウだった。秋マダイの数釣りとはいかなかったものの、ホウボウ数匹、イナダにマダイ。明らかにナミゾウの釣果が群を抜いていたのだ。

この釣果の差はナンナンだ!

テクニック、タイラバ、タックル、釣り運、釣り座、いろいろ要素はあるものの、前回といい今回の釣行でも明らかな釣果の差があって、ナミゾウの釣果が群を抜いている。その要因はナンナンだろうか? そこで編集部のご意見番ムーさん と釣り考察してみた。
まずテクニックについては、それぞれ得意にしているシチュエーションはあるが、それほど差はないだろう。釣り座についてもそれほど関係してはなさそう。釣り運はナミゾウがあるにしても、それだけじゃ説明がつかない…(笑)。タイラバについては3人で同じものを揃えてやってみたりしているので除外。あと考えられるのは…タックルだ。特に違いがあったのは「ロッド」だった!

ロッドの違いが釣果の差になるのか?

リールは3人ともPE1号で小型両軸リール。リトリーブスピードに若干違いがあるが、3人とも釣行の中で工夫して、遅めにしたり、速めたり工夫しているので、今回の釣果の差にはあまり関係していないかな…。次にロッドに注目してみた。私はタイラバで8:2の40号負荷のロッドを愛用(かなりマニアック仕様)。ムーさん はタイラバ専用ロッドではあるが、比較的ハード目の仕様。ナミゾウはタイラバ専用ロッドでかなり柔らかいロッドを使用していたのだ。
このロッドの違い、どういう風に差がでたのか。ムーさん と考えてみた。タイラバではアクションを一切入れないタダ巻きが基本。私とムーさん はハード目の仕様のロッドを使用していたため、フォール中はもちろん、リトリーブ中に波による船の揺れ(上下動)でタイラバに変なアクションが入っているのではないか。というもの。う~ん、これは一理あるかも。ちなみにナミゾウのタックルは、ロッドがダイワ 紅牙69HB、リールがダイワ 紅牙 ICS 103だった。

さてさて、タイラバ釣行、秋マダイを狙う第3弾。いかがでしたか?
タイラバ専用に開発されたロッドであれ間違いはないが、攻めるポイントの水深や潮流の速さ、使用するタイラバの重さなどを考慮し、ロッドを2~3本使い分けるのが理想かもしれない。
今度タイラバ船に乗って釣果の差を感じたら、釣れている人のロッドに注目してみてください。
今回もマダイとホウボウ、イナダを美味しく頂きました。イナダの竜田揚げも美味しかったけど、やっぱりホウボウのお刺し身は最高だなぁ~。