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どうも、編集部のヤマケイです。Amazonでタイラバを探してウロウロしてたら、気になるタイラバ発見。その名は「カチカチ玉」!? 価格も安いし、何かよさそう(笑)。編集部で誰か使ったことある? って聞いてみたら、誰も使ったことが無いって! よし、アブのタイラバ「カチカチ玉」をたくさん仕入れて、タイラバに行くぞぉ~となりました。果たして結末はいかに…。
選ぶの迷っちゃう!? 充実のラインナップ!
アブ・ガルシア(Abu Garcia)のタイラバ。ラインナップがスゴイですね~。ヘッドの重さは20g~140gまでの8種類。それぞれ「小玉」というオモリが付いていて、60gの場合はヘッド60g+小玉5gで65gになります。80gの場合はヘッド80g+小玉10gの90gです。オモシロい仕様ですね。ネクタイはストレートとカーリー テールの2種類。カラーはシュリンプオレンジやグリーンゴールドなど7種類。ラインナップ総数はなんと46種類と盛り沢山ですね!
それに「スペア小玉セット」というのがあってヘッド部分以外の小玉、ネクタイ、スカート、フックなどの部分が換えパーツとして販売されています。こちらも充実の14種類です。
- ヘッド:20g、30g、40g、60g、80g、100g、120g、140g(20~60gは5g小玉/80~100gは10g小玉/120~140gは15g小玉)
- ネクタイ:20g~60gはストレートタイプ、80g~140gはカーリーテール
- カラー:シュリンプオレンジ、ピンクゴールド、グリーンゴールド、カニタコレッド、オレンジゴールド、イカグロー、シークレットブラック
60gと80gをいくつか買えば、ヘッドを入れ替えてバリエーションが増やせる。
分離式ヘッドが織り成すカチカチ音はマダイを誘うのか!?
カチカチ玉の最大の特徴は「分離式ヘッド」。普通のタイラバは、フックを結んであるラインをヘッドに通してリーダーと結束するのが一般的。アブのカチカチ玉は、フックとネクタイとスカートなどが「小玉」という小さなヘッドに接続されていて、大玉にリーダーを通したら、小玉にある環にリーダーを結ぶ方式。コレが誘導式のタイラバとしてはかなり優秀。普通のタイラバならヘッドがどうしてもリーダーの結び目に引っかかることがあるけれど、カチカチ玉は引っかかりまったくナシ。そして、タイラバを巻くことで大玉と小玉が当たり、カチカチ言うらしい。なるほどそれで「カチカチ玉」なのね。
普通のタイラバみたいにハリのラインにリーダーを結ばないので、取り付けもスムーズ。
たくさんありすぎて迷っちゃう。選ぶのも楽しい「カチカチ玉」を購入!
今回買ってみたのは、ヘッドが60gタイプと80gのもの。ネクタイは60gがストレートで、80gはカーリーテールですね。カラーはシュリンプオレンジ、グリーンゴールド、カニタコレッド、オレンジゴールド。スペア小玉セットも何種類か購入。ラインナップがたくさんあるので、選ぶのが楽しいです(笑)。 よりどりみどり、ポチってみましたよ。
他のタイラバより実勢価格はかなりお安め。
カチカチ玉に魚たちはどんな反応を示すのか!?
さぁ、海にやってきました。ロッドにタイラバをセットしていざ出陣! 編集部の ムーさん 、 ナミゾウ も「カチカチ玉」をセット済み。それでは、 スタートフィッシング~! 「どぼ~ん」。
さてさて、通常の誘導式タイラバならヘッドが先に海底につき、スカート部は水の抵抗でヘッドと離れて浮いてるハズ。カチカチ玉の場合はスカート側にも小玉というオモリがついているので、他の誘導式タイラバとは違う挙動をしているハズだ。ダイワの「紅牙・浮せ魂」みたいにスカート側にウキをつけるものはあるが、カチカチ玉はオモリ(小玉)なので、果たしてどうなんだろう…?
しばらく釣っていると、ポツポツと反応あり! ホウボウ数匹、エソ数匹、マハタが釣れてきた。コレは小玉効果なのか? どちらかというと海底にいる魚が反応しているようだ。やはりスカートなどの抵抗で多少、誘導してヘッドとスカート部が離れてはいるが、オモリ(小玉)の効果でスカート部の沈みは早く、タッチ&ゴーで巻き上げると、海底スレスレをトレースしていると思われる。普通のタイラバではあまり経験したことがないが、カチカチ玉では何度か根掛かりをした。その事からも小玉によって、ヘッドがボトムにタッチした時のスカート部の位置は、普通のタイラバより、海底に近いのだろう。
美味しい外道、ホウボウはウエルカムです! 小玉の動きがホウボウに効果的!?
本命のマダイ登場!
すっかりアブのタイラバ「カチカチ玉」を使いこなしている編集部ナミゾウ。ナミゾウの話では底を意識して攻めるには使いやすいとのこと。ヘッドがボトムに付いたらしっかりタッチ&ゴー、10mほどを一定の速度で巻き上げて、またフォールの繰り返しの基本通り。巻き上げ速度は状況によって調整しているとの事だが、見ていると若干速めか。また、いずれのヒットもボトム付近で、ヘッドとスカートが一緒になった瞬間あたりに集中していることから、フォールでスカートをしっかり魚にアピールできているのであろう。最後には小さいながらも本命マダイをゲット。
小さいながらもマダイをゲット。カチカチ効果の表れか?
カチカチ玉は有効か?
やはり分離式ヘッドの小玉の挙動がカギ。スカートの沈下速度が他のタイラバより速いことは間違いなさそう。他のタイラバをメインで使っていて、魚に見切られてしまって反応がない時や、潮が速い時など「カチカチ玉」は有効だろう。小玉のサイズも3種類あるので、使い分けてみるのもいいかもしれない。いずれにしてもタックルケースにいくつか忍ばしておくと役に立ちそうだ。あとは他のタイラバと比べ、マダイ以外の魚の反応が良かった気がする。タイラバで五目釣りしたい場合は、是非使ってみて欲しい。
タイラバ通のムーさんの話では、カチカチ玉はメインフック2本に小さな孫針の3本フック仕様。ハリの刺さりもとてもいい。それに、ワームキーパーが付いているのでフックにワームをつけないですむと感心していた。
あとスペア小玉セットが安くおすすめ!
アブのタイラバへの「力」の入れ様はスゴイ。タイラバのラインナップも充実しているし、仕様的にもかなり研究されている気がする。それは定期的にラインナップを追加していることからも伺える。しかもタイラバだけでなくタイラバ専用ロッドと専用リールもラインナップされているのだ。アブはタイラバに本気なんですね! 知りませんでした(反省)。