アジ釣りの後のお楽しみ、ヒラメを泳がせで狙ってみる!

どうも、編集部のヤマケイです。前回のライトタックルのアジビシ釣り。久々にやったら楽しかったし、美味しかった~。で、今回もアジ釣りスタートです。でも今回の目的はアジじゃありません。前回なんとなく流れでやったハモノ釣り。サワラカッター(多分)に散々やられて悔しかったので、今回は釣ったアジを泳がせ、一発、ヒラメを狙ってみます。ナミゾウも参戦し、何かが起こる!?

アジは気まぐれ!? おーい、どこにいるの?

事前情報で、ここ数日、アジが不調らしく、本牧ふ頭沖でしか、アジが釣れていないと聞いていた我々は、一目散で本牧ふ頭へ向かうも…あれ? 全然、遊漁船がいない…。休日で天気もそれほど悪くないのだが、いったいアジの遊漁船はどこにいったのだ? 途中、八景島沖にも遊漁船はなし。というか今日は遊漁船が全然いないじゃないか! これは困ったな…。

結局、猿島沖でアジ釣り開始!

本牧ふ頭沖で単独、粘ってみるか…しかし、当てが外れる可能性もある。アジが釣れないとヒラメの泳がせ釣りができないからね。ここであまり時間を使うのは得策ではないと判断し結局、前回実績がある猿島沖へ向かうことに。猿島沖は定番ポイントだし、泳がせ釣りのエサ分ぐらいは何とかなるだろうと。
が、しかし…。猿島沖にも船団がいなかった…。遊漁船が2隻。アジ釣りらしきプレジャーボートが数隻。前回、あれほどいたアジ釣りの遊漁船はいったい東京湾のどこにいるのだろうか…。

今日のアジは一味違う!?

とにかく猿島沖でアジ釣りを開始することに。 そそくさと準備をしてアジ釣り開始。スタートフィッシング!
今日は自作の仕掛けを準備してきましたよ。ロッドも8:2のカレイ竿から7:3のインターラインに変更です。しばし仕掛けの投入を繰り返すが反応なし。が、市販の仕掛けでやっていたムーさんとナミゾウは順調に釣れている…。二人から「市販の仕掛けの方がいいんじゃないの」とやじられるも、一人ミヨシでやっていたのでコマセが効いてないだけだ、と強がってみせます(笑)

まだまだ頑張ります。しばらくして反応がでたのはショウサイフグ。ハリスをバンバン切ってくれます。しばらくハリを結んでは切られるの繰り返し。おっ、いい引きだ! これはいいサイズのアジだ! とも思ってもショウサイフグ。ナミゾウから手渡された市販の仕掛けを横目に、ここは踏ん張りどころです(笑)。

ショウサイフグとの格闘が終わると、やってきましたアジタイム。コマセが効いてアジが集まってきたのかショウサイフグは釣れなくなり、急にアジだけ釣れ始めた。不思議ですね。仕掛けを投入して1分も経たないうちにアタリが! 忙しいです。休んでる暇がありません。釣れ続きます。市販の仕掛けを使うことなく、エサのアジを確保です!

それにしても今日のアジはサイズが小さいです。12~15cmぐらい。豆アジですね。1匹も中アジと言えるサイズは釣れませんでした。前回とほぼ同じポイントなのですがね。本当にアジは気まぐれです。アジのお刺身を楽しみにしていたのですが…。ヒラメの泳がせ釣りのエサにはちょうどいいなんて強がってみます(笑)。

東京湾でヒラメは狙って釣れるのか?

関東のヒラメ釣りといえば、茨城県の鹿島港、千葉県の外房・大原港、神奈川県三浦半島の相模湾側あたりが有名ですね。千葉の南房(内房)の方ではサーフでヒラメばかりを狙っている人がいるようです。以前から東京湾でもポチポチ釣れたよと話には聞くものの、専門に狙う遊漁船はあまり聞いたことがありません。東京湾ではイワシエサの確保ができないから遊漁船は難しいって聞いたことがあります。しかし、ここ最近、東京湾でヒラメがよく釣れているらしいです。タイラバだったり、泳がせだったり。陸っぱりでも!

さあ、さっそくヒラメ釣りの準備にかかります。ポイントはアジ釣りから引き続き神奈川県は猿島沖です。ムーさんとナミゾウは市販の仕掛け。私はバッカンをゴソゴソ…もちろん自作です(笑)。今回はあらかじめアジ⇒ヒラメ釣りの流れを考えてあったので、夜な夜な作ってきましたよ。まぁ、オーソドックスなヒラメ仕掛けですけどね。

エサはもちろん先ほど釣ったアジです。アジを泳がせてヒラメを狙います。ヒラメの泳がせ釣り。通常だとイワシエサの場合が多いですね。イワシはすぐに弱ってしまうのでエサ付けが難しいですよね。その点、アジは強いので安心です。

ついにその時が来た! まじかよぉ~!

アジさん、がんばってきてください~。どっぼ~ん(アジが弱らないように)。最初のポイントは水深30mほど。最初はオモリ30号でやっていたのですが、潮が速い速い。オモリを40号、50号と上げていく。同じ猿島沖でも少し移動しただけで海況が変わります。オモリが着底したら少し底を切り、じーっと待つ…。あっーロッドの先が動いてる。アジがいくどか暴れるが、ただ、そのあとが来ない…。送り込んでみたりいろいろ試すが…。しばらく我慢の時が続きます。と、そんな時、ミヨシから声が…「来たかも!」その声の主はナミゾウだ。ロッドを見ると確かに激しく水面を叩いています!

ちょうど浅瀬を流していたので、水深は20mほどか。すぐに上がってきます。そしてー、水面に現れたのは…。この茶色く、平べったい魚体はーーー。間違いなく「ヒラメ」だ!

やっぱりナミゾウがやりましたか! が、本人はいたって冷静。初ヒラメだそうです。40cmオーバー。「前アタリはあったのか?」ムーさんが聞きますが、たまたま、直前に根掛かりをして高切れしてしまったので、また根掛かりかと、慎重にやっていたとのこと。だから「来たかも!」だったのですね。いゃ~、それにしても持ってますね~。
その後、ナミゾウに負けじと奮起するおっさん二人。ここぞとばかりに新鮮なアジに変えて頑張るも音沙汰なし。無情にも時間は過ぎていきます。風も強くなってきてタイムアップとなりました…。

肉厚の寒ヒラメ! お刺身で頂く!!

天然ものの寒ヒラメ。冬のヒラメは肉厚で身も締まっていてとっても美味しいと評判。これは楽しみだ!
左鮃に右鰈と呼ばれるようにカレイも仲間だが、カレイもヒラメも内臓がかなり小さい。そして、肛門が変な位置にあるのだ。ゴカイやイソメなどを食べているカレイは小さくても不思議はないが、フィッシュイーターであるヒラメも意外と小さかった。そして胃袋の中も確認。骨だけの状態で出てきたのは10cmほどのハゼだろうか。このハゼを食べた上で、アジに食いついてきたのか…。どこで消化するのだろう…。

ナミゾウのお手柄で、この時期最高の寒ヒラメにありつけることに。背側、腹側、エンガワと部位ごとにお刺身で頂きます。あとはヒラメの昆布締めです。おまけで前回のマダコと、エサとして釣った小アジもお刺身に(笑)。私は背側のお刺身が歯ごたえあって好みかな。いゃ~寒ヒラメ最高です。ヒラメ、本格的にやってみようかな!