泳がせ釣り vs ジギング。軍配が上がるのはドッチ?!

2021年、年始一発目の釣行は、ゲストの深さんを迎え、エサ釣りvsルアーで勝負することに。深さんとムーさんがエサ釣り。私ヤマケイがルアーをチョイス。エサ釣りはアジの泳がせ釣りとエビエサを使ったひとつテンヤ。一方ルアーはジギングとタイラバ。下馬評では圧倒的にエサ釣り有利のところ、どれだけルアーで挑めるのか…。そもそもエサ釣り師の私がジギング&タイラバでいいのか?という問題もありますが、千葉県は布良瀬を舞台に釣りバトル開幕です!!

それぞれが思惑通りいくのか…。手探りの中、スタートフィッシング♪

この時期の出船は真っ暗の中、港にワラワラと人が集まりだし、手元が見えない中、手際良くモクモクと準備、空がうっすら赤く照らされた中を寒風を切りながら船が走り、ポイントに着く頃、日の出を迎える。なかなか風情がある。そんな冬の出船、私は嫌いじゃないです。ホントは寒いんだけど…。
ポイントの布良瀬に着くと、早速準備開始。エサ釣りチームは活アジの泳がせ釣りから始める模様。アジはムーさんが事前に釣って確保したもの。約10匹ほど。泳がせ釣りにはちょうどいいサイズですね。

対してルアーチームというか私一人ですが、SLJからスタート。選んだジグはメジャークラフト ジグパラ バーチカル スローピッチ 100g。泳がせ釣りのアジを意識して同じようなジグをチョイス。もちろんボトムをとってはいるのですが、底〜中層を中心にバーチカルジギング。ロックフィッシュというよりかアオモノ狙い。今、ジギング練習中なので、とにかくジギングしたいって時期なんです。

開始早々、エサ釣りチームは根がかりに苦しんでいる模様。深さんはちょっと苦戦中。ムーさんさんはこまめに棚取りをしてなんとか根がかりを回避。それほど起伏が激しいわけでもないが、ロックフィッシュ狙いで底中心に攻めているのかな?

楽しいコトは良いコトだ!!パート①

なんだかんだどちらのチームも大苦戦…。そんな中、楽しそうなのが深さん。根がかりしたり、仕掛けがオマツリしても、なぜか楽しそう(笑)。そういえば深さんは、先週、ムーさんと釣行してボウズをくらってしまい、悔しくて今週参戦したとのこと。
そんな深さんがやってくれました。さっきオマツリしてたから仕掛けでも作っているのかな?って思っていたら、ささっとオマツリを復活させて、ロッドを睨みつけています…。すると…。

「当たったー!」


深さんの愛竿が気持ち良く突っ込んでます。泳がせ釣りはこのドキドキがたまらないですよね〜。途中、軽くなって「あれ?バラした?」ってよくある儀式を通過、ということはやはりロックフィッシュか〜?………ボコッっと海面に現れ、無事タモに収まったのはなかなかのサイズのマハタ!!やっぱり泳がせ釣りは夢があります!

このサイズのマハタなら深さんリベンジ成功!ですよね?この笑顔がそれを物語ってます。このまま泳がせ釣りをやられたら…ヤバいな。って思っていたら活アジを使い切ったみたい。う〜ん、危なかった。危なかった。深さんの勢いならもっとスゴイ魚を釣っちゃいそうなんでね〜。

楽しいコトは良いコトだ!!パート②

活アジを使い切ってしまったエサ釣りチーム。それでもナイスサイズのマハタをゲットし一歩リード。余裕でひとつテンヤに移行する模様。やはりエサは有利なのか!?対してジギングは全くの反応なし。焦りますなぁ…。ボトム中心を攻めてロックフィッシュを狙うべきなのか…。アオモノも釣りたいし…。迷いがでると大体釣れないんですよね…。なので、気分一新タイラバにチェ〜ンジ!

ここでまたまた深さんがやってくれます。
エサ釣りチームの二人が使っていたひとつテンヤは8〜10号。ムーさんはうまくボトムが取れていない様子。一方、深さんは底が取れているらしい。しかもアタリがあるって言うのだ!!
8号のテンヤで底が取れるだって!?今私が使っているのが100gのタイラバでかろうじてボトムが取れている状態。実は3人ともひとつテンヤは未経験。ここはひとつ深さんにやり方をレクチャーしてもらおうってことになりましたよ。

♪深さん:「まず、フォールさせます」

◆ムーさん、ヤマケイ:「ふむふむ」

♪深さん:「潮に流されますが、糸フケが出ないように…。あっ、たぶん今底ですね!」

◆ムーさん、ヤマケイ:「あれで底がとれるんだぁ…」

♪深さん:「あー、当たりました!!!(ガバッと合わせ…)」⇒「釣れました〜!(ニッコリ)」

◆ムーさん、ヤマケイ:「えっー!?まじかぁ〜!!!」

なんと深さん、レクチャーしながら釣っちゃいましたよ〜(笑)
ちっちゃいながらも今度はアカハタ。テンヤをがっちり咥えていますよ。再びニッコリの深さんでした。

さあさあ、尻に火がついたルアーチーム。エサ釣りチームのムーさんも依然ボウズなので、どちらかというと食釣チームが一方的にやられちゃっている状態。ゲストの深さんの独壇場。これはなんとかせねば…。

気を取り直してロッドを構えます。するとムーさん、私に同時にアタリが…。でも全然大きくない…。はい。どちらも残念賞ー!ひとつテンヤのムーさんには茶色のエソ。タイラバの私には赤いエソが釣れましたー。どうやらヒトスジエソとアカエソのようです。美味しいお魚さんらしいのですが…。なにせ小骨の処理が大変!大きければスリ身にして竹輪にでも…。コレはボウズは免れたと言ってよいのでしょうか…。

そろそろ沖上がりの時間が近づいてきました。エサ釣りvsルアーのバトルも終盤戦です。兎にも角にもエソではボウズ同然。これはダメだぁ〜!ルアーだって釣れるんだ!(私が下手なだけ…)エソが釣れた縁起の悪いスカートをロックフィッシュが好きそうなド派手なものに変更。しかもワームもつけちゃう大サービスです。そうですロックフィッシュに絞ってタイラバで底をズリズリです。なんとか意地を見せたい!

根がかりも恐れず底をズリズリした甲斐がありました!
深さんのアカハタよりも若干大きい(意地)…。
ここでタイムアップ。なんとか滑り込みセーフでルアーでボウズを免れました…。

ゲストの深さんを迎え、エサ釣りvsルアーでの対決でしたが、ほぼ深さんの一人勝ち。前回の釣行で布良瀬でSLJでカンパチ(ショゴ)が釣れたので(関連記事参照)、カンパチサイズアップ!ブリかも〜ん!と目論んだのですが、むらっ気があるアオモノに拘ってしまったのが敗因か…。なんとかアカハタでお土産を確保。お刺身で美味しくいただきました。一方「刺身、蒸してもいいなぁ!」とナイスサイズのマハタを手にニコニコでご帰宅の深さん。ご家族でマハタ料理を堪能されたことでしょう!!

SLJ三部作完結編!!念願だったあの魚と出会う…。