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どうも、編集部のヤマケイです。気温も水温もピークを過ぎて、季節はそろそろ秋ですね。釣りモノもじょじょに夏の魚から秋の魚へ…。まだちょっと早いですが、一足先に東京湾の紅葉鯛を狙って試し釣りに行ってきました！
マダイ初心者には秋マダイがおすすめ
魚の王様・マダイ。ブルーのアイシャドウに美しいフォルム。釣れては強烈な突っ込みの三段引き。上品な白身で、味も絶品。身はもちろんのこと、皮も美味しいし、骨から取れる出汁も最高ですね。釣り人なら一度はマダイを釣ってみたいと思いますよね？
マダイといえば、「桜鯛」と呼ばれる春マダイと、「紅葉鯛」と呼ばれる秋マダイがハイシーズンですが、春マダイの乗っ込み期（産卵期、およそ５月前後）は、浅瀬に大型マダイが寄ってくるので、サイズ狙いにはいいですが、若干気難しい気がしますし、ムラッ気もありますね。秋マダイは、冬に深場に落ちる前に栄養をつけるため、ある程度、群れてエサを探しているので、釣りやすい時期でもあります。１～２kgクラスが多いでしょうか。数釣りが狙える時期でもあり、初めてマダイを釣るには絶好のシーズンなんです！
なんと美しい魚体なんでしょう！王者の風格ですね。
編集部タイラバ・バトル！？
今日の試し釣りは編集部ヤマケイ、ムーさん、紅一点のナミゾウの３人体制で挑みます。３人とも「タイラバ」大好きです。マダイと言えば「コマセ鯛」が定番でしたが、遊漁船であの長いハリスを扱うのは難しいですよね…。タナも船内で合わせないといけないですしね。その点、タイラバは初心者にやさしいですね。最初はこんなモノで釣れるの？って思いましたけど、１回釣れれば「おー、スゴッ！」ってなります。仕掛けもシンプルだし、ライトタックルなので釣れた時のやり取りも楽しめるので、初心者の人はもちろんのこと、ベテランの人でも「タイラバ」にハマッた人は多いのでは？
最悪の雨降りスタート
港に着くといきなりの雨です。雨です。雨です…。予報はそんなに悪くなかったのになぁ…。ウネリは少ないですが、風が若干あります。さぁ、出船です。最初のポイントは水深40～50m前後。80gのタイラバをセット。ではでは、スタートフィッシング～♪
しか～し、底が全然～取れません。潮が速い速い！ もっと重いヘッドにするか、ヘッドをふたつ付けてみるかな？ なんて思いながらしばらく粘ってみましたが、コレは難しいと判断してそそくさとポイント移動です。
ポイント移動でナミゾウがスイッチ・オン！
浦賀沖のポイントへ到着。水深は20～30mほど。今度はしっかり底が取れます。タイラバを底までフォールし、着底したらタッチ＆ゴーで一定のスピードで巻き上げます。海底から10～15mほど巻き上げたら、また底までタイラバを落とすのを繰り返しです。タイラバの基本形。まずは基本に忠実に。しかーし、まったく反応がありませんね…。雨はいつの間にか止んでました。
でもなんかさっきから船の後方がザワザワ騒がしい…。なんとナミゾウが立て続けに釣っているだって！？ しかたなくロッドを置いて見に行くと、ホウボウにチャリコになんとマハタまで！？ ムーさんも負けじとホウボウを２本！ 完全に置いて行かれてる…。焦ります。マハタを釣ったことにもビックリですが、ナミゾウのスゴさは安定したペースで釣るんですよ。気がついたら「五目釣り達成～」なんてナミゾウの声が聞こえてきましたよ…。
早々にホウボウをゲット。まだまだこれから？ 
驚きのマハタ登場。まだまだ余裕です。 
秋マダイ開幕の走りか、小さいながらもマダイをしっかりゲット。
完全に遅れを取り、一発逆転マダイを狙うも…
釣り座に戻りロッドを握り締め、釣り再開。しばらくするとフォール中からコツコツアタリが。タイラバはアタリがあっても合わせてはダメなんですね。ただただ巻き続けます。コツコツって来るとつい合わせを入れたくなっちゃうんですよね。しかしここは我慢。さぁ、着底しました。一定速度で巻き上げ開始。するとググッと来ましたよ～。結構引くじゃないですか～。でもマダイではない感じ？ なんだろうと思いながらも巻き上げると…なんと「エソ」。う～ん、がっかり…。その後も「アタッた！」今度こそマダイじゃ～⇒フグ、フグ、フグとフグ三連発。う～ん…。時間もお昼を過ぎて、残り時間もあとわずか。諦めかけたところにググンとアタリが。なんとなくマダイではないのは分かっちゃいましたが、せめて…上がってきたのはホウボウでした～。終了間際に美味しいゲスト、ホウボウを釣ってなんとか面目を保てました。
シロサバフグは毒が無いそうですが、そっくりな ドクサバフグは名前のとおり毒があるので注意。 
カラフルなホウボウ。引きもなかなかの暴れん坊。
秋マダイには早すぎた？
さぁ、秋マダイを狙ったタイラバ釣行でしたが、肝心のマダイはナミゾウの釣った１匹のみでした。しかしマハタにはビックリしましたが、多彩なゲストが釣れたので、おかげで食卓も豪華になりましたよ。実はホウボウ食べるのたぶん初めてなんですけど、う～ん、ホウボウのお刺し身とお吸い物が最高に美味しかったなぁ～！
これから水温が下がってくればマダイの活性も上がり、マダイの数釣りも楽しめるハズ。編集部のタイラバ・バトルはナミゾウの独壇場。懲りずに引き続き、秋マダイをタイラバで狙ってみたいと思います。
ホウボウの刺し身は白身もキレイで味も絶品でした。ちょっと感動！
