イカの王様。アオリイカ! 秋シーズンに異変あり!?

どうも、編集部のヤマケイです。イカの王様。アオリイカ。みなさんも大好きなターゲットですよね? 秋エギングならば数釣りが楽しめるハズ。Amazonでエギを仕入れて、実釣調査に行ったものの…様子がなにか変。アオリイカ、どうしちゃったの?

みなさんのパイロット・エギはなんですか?

みなさんもあると思うのですが、お気に入りのエギってありますよね? ここぞって時に釣れてくれると、気がついたらそのエギばっかり使ってたりして、お気に入りになりますよね。そのお気に入りや勝負エギとは別に「パイロット・エギ」って持ってますか? 訪れた釣り場で最初にセットして、海の状況を判断したり、アオリイカの反応を探るためのエギの事ですね。今日一日の釣果を占うエギでもあるし、できるだけ海やアオリイカの状況を把握できるのに向いているエギがいいですね。ちなみにパイロットエギと勝負エギが同じでも構わないし、複数でも構わないです。自由ですね。かく言う私は以前まで、アオリーQのピンク系をパイロットエギ、勝負エギとして使用していましたが、今回はパイロットエギ、勝負エギに新たなエギを加えてみたいと思い、Amazonで行ったりきたり…そして選んだのは…ヨーズリの「パタパタQ」でした!

へたっぴエギングでも秋アオリなら釣れるはず!?

アオリイカって年魚って知ってましたか? 産まれて、すくすく成長して、子供(卵)を産んで、生涯を閉じます。およそ寿命は1年です。1年でキロ以上に育つアオリイカはスゴイですね。きっと大食漢なんでだろうな。アオリイカの産卵シーズンで浅場で釣りやすく大型が狙える春シーズンと、春に生まれすくすく育ち、好奇心旺盛な新子の数釣りができる秋シーズンがありますが、秋の方が個体数も多く、好奇心旺盛でエギに対してスレていないので、釣りやすいハズ。相変わらずへたっぴなエギングでも、秋アオリならお相手してくれるかも? いざ、期待込めて出船です!

船アオリはシビアなタナ取りが大事?

船アオリでは中オモリを使いますね。今回使ったのは10号のアオリイカ専用のモノ。そのオモリにフロロの4~6号をキッチリ4m。キッチリです。そして海底から6mピッタリの位置にオモリが来るようにして、10秒に1回シャクリを入れます。ムーさんいわく50cmズレていても釣れない!
ところがリールのカウンター、ズレてるみたい…。PEラインのマーカーで見ると水深は30mぐらいなのに2mぐらいのズレ。ダメじゃん。50cmでもダメなのに2mじゃ話になりません。カウンターの補正は今度じっくりやるとして、ここはPEラインのマーカーでしっかりタナ取りです。

パタパタQはココがスゴイ!

パタパタQを選んだのはムーさんが使っていたから(笑)。あとは見た目の完成度の高さ。
スナッグレスバンパーとスナッグレスシンカー2はいかにも有効そう。昔ながらのエギは台形のオモリがついていたが、よく根掛かりしてたし、根掛かりを免れてもオモリが変形することが多かった。あとは流線型のオモリなので飛距離にも貢献していると思われる。陸っぱりでは飛距離も重要ですね。
もうひとつ気づいたのは、エギングといえばシャクリだが、しゃくったときの抵抗が少ないことだ。これはとても重要。一日中ロッドをしゃくるエギングでは抵抗が有り過ぎると疲労が蓄積するのだ。

事前情報であまり釣果が望めない中、パタパタQが渾身の1匹を!

ムーさん使用のエギはパタパタQ 3.5号 ドットマーブルマーブル。これはムーさんのパイロット・エギだそうだ。そして私はパタパタQラトル 3.5号 ブルー夜光リアルクルマエビ。
いくつかのポイントを攻めた後、ふとエギを見ると背中付近がボロボロに。下ろしたてのエギなのに(笑)。背中付近に噛み跡があるのはイカ類の可能性が高いが、果たしてアオリイカなのか? 一応、フグっていう可能性も捨てきれないが…。しばらく集中的に攻めてみたが、釣果なしでした…。
ドットマーブルマーブルで頑張っていたムーさん。「来たよ~」。上がってきたのはこの時期にしてはよく育った新子のアオリイカ。ドットマーブルマーブルは実績高いんですって。パイロット兼勝負エギですね。私も買ってみよう…。

結局、この日はムーさんの1匹のみに終わった。
事前情報では、今年の秋アオリイカは状況が芳しくないらしい。乗合船でも出船を取りやめて他の釣りモノに切り替えたとか、他の釣り仲間からの情報でもあまり目立った釣果は聞かれなかった。でもあえてアオリイカ狙いで行ってみたのだが、ムーさんが1匹だしたので良しとしよう。秋タイラバに続き、秋アオリイカも継続調査ですね。
う~ん、ひさしぶりのアオリイカのお刺し身。甘くてオイシ~。部位によって歯応えが違っていろいろ楽しめます。アオリイカのブロッコリー塩炒めも彩りキレイで美味しかったです。