春うらら!!タイやヒラメが舞い踊り♪ココは竜宮城?!

春うらら、乗合船も手漕ぎボートもいざ海へ

桜も満開。木木も葉を生い茂らせ、釣り人は海へ。
さぁ、海の生物たちも春を感じさせてくれるでしょうか?

春といえば「のっこみ」。
産卵間近の荒喰いで大物が釣れやすいシーズン。
さらに産卵のために浅瀬に移動してきて釣りやすくもある。

のっこみに限らず、水温も上がってくれば魚の活性も上がる。
人も魚もウキウキシーズンなのだ。

暖かい陽気の中、みんなでワイワイ。もちろん、釣れればなお良い。
今日のウキウキチームは、
ムーさん、ナミゾウ、深さん、私の4人。
タイラバやらひとつテンヤやらSLJ、ごちゃ混ぜ、各人好きなスタイルで。
ターゲットもなんでもありのフリースタイルです。

とりあえず、観音崎周辺へ。
乗合船はアジ釣りですね〜。ざっと10隻ほど。

そのすぐ近くに手漕ぎボートの集団が。
観音崎のなかねボートですね。
最近は小型の船外機がついているのも多いですね〜。

昔、手漕ぎボートによく乗りましたが、漕ぐのって結構大変ですよね。
すこしでも沖に行けば大物が釣れやすいって頑張ってみるんですが、
ボウズくらって必死に漕いで帰ってくる時の絶望感…。

春だ。わっしょ〜い!オープニングはいきなりの本命!

観音崎から浦賀付近をウロウロ。
水深は30〜40mほどのポイントを流します。

今日は潮が速くて、とくに中層〜ボトム付近はかなり持っていかれる。
私は自作のごちゃごちゃしているタイラバなので、
余計、潮の抵抗が激しいのだ…。

ムーさんが何やらバッカンをゴソゴソ…。
ドラえもんのように取り出したのは…。

「タングステンのタイラバヘッドぉ〜♪」

この日のために買ってきたそうです。
たしかにこの小さなら抵抗が少なそうだ。
シルエットを小さく見せたいときにも有効らしい。

そして、これがいきなり効果を発揮!!
「さすが、ドラえも〜ん!!」

炎月が気持ちよく水面に突っ込みます~。
そして見事な3段引き。
ムーさんもマダイと確信。
あとはサイズです。果たして…。

2kg弱のマダイ。見事なスタートダッシュです。
さすが、ドラえも〜ん!!


タングステンヘッドに、
それを生かすムーさん自作のシンプルなスカート。
キツイ2段潮の中でも、
うまくタイラバをコントロールできったってことでしょうか?

お次は、3拍子揃った彼女登場!!

最初は穏やかに春を楽しむと言っていたウキウキチーム御一行も、
ムーさんがいきなり本命をたたき出したことで、
一気にやる気モードに突入~。

自作タイラバで試行錯誤していた私にヒット~!
と言いたいところだけど、あきらかに小さい…。
それでも希望をもって最後までマキマキ…。

美味しくてグビグビ引いて、色鮮やかな彼女登場~。

もはや外道扱いはいたしません!
本命と言っても過言ではない。ホウボウちゃんでした~!

でも…いかんせんサイズが…。

まぁ、これで坊主は回避~!なんて強がっていたいところ、
目標が小さいんじゃない?
と言いたげなムーさんが竿を曲げる!

今度はタングステンヘッドから、
最近お気に入りの紅牙ベイラバーフリーα 中井レディバグにシフト。
引きの具合からマダイではなさそうだが、
炎月BBが思ったよりも突っ込んでいるじゃないですか…。

ホウボウを手にニンマリのムーさん。
私の彼女よりも2まわり以上大きな…。


そして、心穏やかではないふたり…。

深さん:「………」
ナミゾウ:「………」

マダイ、ホウボウを上回るには?あいつしかいない!

好調のムーさんをしり目に、
もくもくと釣りを続けるナミゾウ。

内心は穏やかではないハズ…。

そして…。

ナミゾウ:「きたぁ~ぁ!!」

男3人:「!!!」


ナミゾウ:「でも、ちょっと引きがおかしい…。根掛かり?」

男3人:「???」

あと10mというところまで巻いてきても、
まだ魚かどうかも分からないと言う…。

流石に根掛かりだったら10mまで上がってこない…(笑)
岩か海藻でも引っかけたのかな?

紅牙Xのティップが魚らしい反応はしている。
本人曰く、一応、魚のような「引き」もあるらしいから、
魚で間違いはなさそう…。

さぁ、果たして正体はなんなのか???

これはなんだかオモシロイってことで、
3人の男たちがワサワサとナミゾウのそばに集合。
慎重に巻き上げるナミゾウ…。
とそれを見守る男3人。

海を目を細めて覗き込むと…。
なんだか平べったい、茶色い魚影が。

「エイか…な?」

「いやいやぁ~、ヒラメだぁ~~!!!」
「しかもデカい!!!」
「東京湾でこのサイズは貴重だぞぉ~!!!」
「ナミゾウ、慎重にぃ、慎重にぃ~!!!」

あきらかに釣っているナミゾウ本人よりも、
男3人の方が慌ててます(笑)

でっかいタモ枠なので大きく感じませんが、
立派な大物です!!!

ジャッカル 爆流 鉛式ビンビン玉スライド

ナミゾウは、このタイラバでよく釣果を上げてるんだよなぁ…。

60cm弱の見事なヒラメ!!!
いや~、東京湾でもこんなサイズのヒラメいるんですねぇ~。
狙って釣るのは難しいかもしれませんが、夢が広がりますな~。

イイモノを見せて頂きましたよ~。
ナミゾウさん!

浦島太郎かよ!

めでたくマダイにヒラメにホウボウが揃えたウキウキチーム。

「今日はのんびり行こうよ!」

な~んて言っていたクセに、後半はみんな必死の様相。
目の前で釣られたら、それは心穏やかではいられない釣り人のサガ。

まぁまぁ、晩御飯のおかずには十分すぎる釣果。
何と言ってもナミゾウのヒラメが値千金。
今日のお刺身は豪華だなぁ。まさに、ここは竜宮城か??


そして、今日は、タイラバ一本に専念していた
ムーさんとナミゾウが結果を残した。
ナミゾウに至っては上の写真を撮影直後に、
ナイスなホウボウを1本追加しちゃう剛腕ぶり。

いやぁ~、完敗っす…。

マダイにヒラメまで見せられたら、もう言うことはありません…。

SLJとひとつテンヤは、うんともすんとも言わないまったくの不発。
後追いでタイラバにシフトするも、時すでに遅し。
とくに潮が速かったのでひとつテンヤは辛かったハズだ。

どっちつかずの作戦が、見事失敗した二人。

チビホウボウの私と、
ノーヒットを食らってしまった深さんは、
リベンジをかたく誓い合い、散会となった…。