相模湾名物の「カツオ追っかけ釣り」に大磯港・邦丸で参戦した釣行記。新月大潮・水温27℃という好条件の中、バラシに苦しみながらも54.5cmのカツオを1匹キャッチ。仕掛け選びと反省点を詳しくレポートする。
26年8月13日(木)
大磯港 邦丸
道具立て
結局コマセにこだわっちゃってエビングタックルは使わなかった。
- 13 初代浅草 200 (浅草釣具)
- 15 レオブリッツ 500J(ダイワ)
- Xブレイド スーパージグマンX8(Y.G.K)
6号 300m - 二重チチワ結び 強化チューブ補強
- 22 マスターブレイド 59HG(レスターファイン)
- 20 オシアジガー 4000(シマノ)
- UVF ソルティガ デュラセンサー X8+Si2(ダイワ)
6号 550m - オーシャンレコードショックリーダー(バリバス)
120lb 3m PRノットインフィニティ - 2リング/BBパワー(熔接)(ニッケル)(NTスイベル)
#4 万力結び
使用仕掛け
ダイワのこれ。手持ちで一番細くて短い物を選んだ。
ロスト
- 仕掛け2本
針を伸ばされて1本交換。
オマツリもなく無駄にせずに済んだ。
釣果
- カツオ:1
- なし

潮汐:気象庁より(測点:湘南港)
水温:P-treeから取得したデータに補正値をかけたもの
費用
- 乗船料:13,000円
先払い - コマセ:1,200円
600円×2個 乗船料と一緒 - 有料道路:約1,500円
高速・西湘バイパスの往復
計:約15,700円
釣況
海況




釣行時間:5:50~14:40(実釣:10:20~13:40)
天候:曇 時々 大雨
水温:約27℃(P-treeの計測値)
潮周り:大潮 新月(月齢0.3)
満潮時刻:4:17(158cm)/18:05(149cm)
干潮時刻:11:20(-2cm)/23:29(76cm)
実釣エリア:江の島沖
(水深10m前後)
風:東からの強風 徐々に強く 段々収まる
潮色:外洋のような青色
釣行日は千葉で記録的な被害が出た大雨の日。
釣行中もゲリラ豪雨に見舞われたり雷が光っていたりと不安定な空模様。雨が降り続けなかったのは幸いであった。
前日(12日)が雨模様で水潮になるのを心配したが問題なし。自宅近辺では降っていたのだが、神奈川では降らなかったのだろうか?
朝から東寄りの風が吹いており、8時ごろにはウネリも伴う風となってきていた。
10時くらいにはだいぶ強風となって凪いでいた海を荒らしていた。その後は徐々に吹きやんでいった。
朝は涼しいくらい。道中の箱根では16℃の電光掲示板を見た。
日中も日影に居れば涼しいが、日向に居るとやはり夏。尋常じゃなく暑かった。
やはり空調服はマストだと思う。
基本的に凪は良し。風につられて10時ごろにはウネリも高くなっていたが、風の弱まりとともにすぐに落ち着いていった。
釣り方が釣り方なのでベイトや潮はよくわからなかったが間違いなくカツオは群れでいた。船団全体でみれば常にどこかで釣れていたので、魚影は濃かったのだと思う。
同船・他船の状況
僕+1+2+2+2+中乗りさんで、このうち2名はジグとエビングのペア。皆さん手練れであった。
「明日もこの船に乗る」だの「今季のカツオは三回目」だの仰っていた邦丸の常連さんに、釣りチーム『立釣魂』のメンバーもいらっしゃった。
中乗さんも常連で、非常に気易くてマメな姐さんだった。
僕の釣り座は左舷の一番後ろ。
コマセ組は全員安打でカツオ1~2本。
エビングは切られたのが1回きりでアタリなし。ジグはもっと厳しい様子だった。
同じ船宿からキャスティング船も出していたのだがそちらは魚影すら見ない完封試合だったとのこと。
相模湾名物の大船団での追っかけ釣りで20隻はすぐ近くにいたと思う。ほんとにジャンプして飛び移れるくらいの距離で船が船を追い越していく様は圧巻である。
後日釣果情報を確認すると大体1~3本。トップで5本程度という釣果が多かった。
カツオらしく釣果は安定せず、釣行日の前日・前々日は絶好調であった。
AIに相模湾コマセカツオの雰囲気を調べてまとめてもらったのが以下のグラフ。これを見ると、釣行日(13日)は決して悪くない日であったと思う。

邦丸について
神奈川県の大磯港から出船している遊漁船で2隻体制。
予約の段階から

コマセでお土産取って、そのあとエビングもやって…。
などという一見の癖に怒られそうな僕の要望にも応えてくれ、釣行中の質問にも丁寧に対応してくれた。
オマツリもほとんどなく、大船団の中でも立ち回って頂けて、不安ない釣りを楽しむことができた。
釣り座はたぶん予約順の選択制。
相模湾に多い大型の遊漁船で、コマセでもMAX20人以上乗れそうなほど広い。
釣り座も広くて使いやすい。

コマセの水を切るザルも貸してくれるので持って行く必要もなかった。
海水ポンプはないのでバケツで水を汲む必要がある。
駿河湾と違う点として
- 桶みたいなものも無いので、釣れたらクーラーかバケツに魚を入れることになる
- 氷が少なめなので自分である程度用意して行った方が良い
は特筆だろうか。(氷に関しては相模湾の他の船も同じ様子だけど)
行きは駐車場から船まで5分くらい歩くことになる。赤い丸が駐車場で赤い線が船までの道。HPにもあるが、カートなどを持っているならば荷物を乗せていったほうが絶対に楽である。
帰りは青丸の作業所?のようなところに船を付けてくれるので荷物を降ろし、車を持ってきて積み込む形になるのでとても楽。
中乗りさん曰く、なんでもやるけどルアーが得意な船長さんとの事。

レポート
出船まで
2:00~5:50
初めて行く港なので相当早めに起きて出発。
沼津まで高速に乗り、そこから
縦貫道⇒国一で箱根入り⇒箱根新道で小田原まで⇒西湘バイパス⇒大磯港
というルート。高速を使うより30分遅いが、高速を使うより1,500円くらい安いコスパよしルートである。
見知った芦ノ湖を通り過ぎ、見知らぬ道に戸惑いながらも4時過ぎには到着。
何やら雷がピカピカ光っていて出船するのか疑ったのだが、同じ船宿の別船はキハダキャスティングで出船準備をしているという。きっとコマセ船も出るのであろう。
身支度を整えて道具の準備に取り掛かる。エビングのドラグチェックもやっておく。

あんまり人がいないので不安になり先にいらした方に話しかけると、同じ邦丸のお客さんであった。別船の船長さんに「駐車場で待っていて良い」と言われたとの事なので安心して待つ。
そのまま待っていると軽トラックに乗って船長が登場。まずは駐車を整理しなおしてくれる。
ついで軽トラックに集まり、釣り座を決めたら乗船名簿を書いて代金を支払う。
頼んでおいたコマセと、サービスの水に塩タブレットを受け取ったら船に向かう。
無駄に持ってきたジグが重たくて道中大変。それと道中に堤防の割れ目から潮が吹いているところがあり、早速濡れてションボリだがとりあえず船には到着。乗船して釣り座づくりにかかる。

船首側にコマセが来るように置いてしまったがこれは嘘。コマセと竿の位置が逆であった。
コマセを反対側に付け替えて今度こそ釣り座完成。

最初はカツオコードも付けていたが

最近は2mとかの短い仕掛けが調子よい
というアドバイスを頂いたのでカツオコードは無し。
手持ちの中で一番細くて短い仕掛けを付けておくことにした。

出船間際に

忘れ物はありませんか?
まだ時間あるので、車のカギとか確認してきてください。
と船長のアナウンスが入り、ほどなくして出船。
カツオ探しの旅が始まった。
カツオ居ない
5:50~10:00
で、そうそうカツオが見つからないのである。
西へ東へ走ってくれるがまるで気配が無い。鳥も見えないアブナイ雰囲気である。
単独で探していたり、船団の脇を通り過ぎたり、色々あったが船が止まらない。

昨日も12時くらいまで見つからなくて、そこから爆釣だったみたいですよ
などと教えてくれるので希望は捨てていないのだが…。
予報では8時から雨であったが、ギリギリ降らずに持ってくれている。何よりなのだが暇である。
あまりに暇なのでご飯食べようと思ってカップラーメン用意したら、水入れたところで箸が無いのに気がついた。
指かジグか丸呑みか…、究極の選択の中選ばれたのは

ほんとーに暇なのである。
お隣さんと「今日はダメですかねぇ…」などと話す、のどかな時間が過ぎていく。
一転戦場へ
10:00~11:00
などと話していたら急遽船足が早まり船団方向へ向かっていった。
どうも船団の船が釣れ始めているらしい。
相模湾のマグカツ追っかけ釣り、今回初めて見たのだがスゲーのである。
20隻以上の船が、顔がわかる近距離で、常にカツオを追いかけながら動き回っているのである。SASUKE参加者なら飛び移れる距離じゃなかろうか。
前回の釣行のイメージでいたので面食らってしまった。


いつでも入れられる準備をしておいて!!!
と船長の檄が飛ぶ。
コマセを詰め、エサを付け、ビシを握りしめて合図を待つ。

10m!!
と大きな声。マイクも使わない指示にコマセを放り込む。
カツオの回遊先を予想して船を付けているので、コマセを巻くタイミングと回遊するタイミングをいかに合わせるかが肝らしいのだが分かるわけがない。
ヒントは中乗りさんが教えてくれた

周りの船が釣れ始めたら大チャンスだよ!
という一言である。
コマセが残るようにビシをギリギリまで絞り、
- 指示ダナ+ハリス分(10m+2m)落として5秒待つ
- 大きくしゃくってコマセを撒きながら指示ダナ(10m)で待つ
- 1分経過か、近くで釣れたら指示ダナでコマセを撒く
- 3分くらいで当たらなければ回収・打ち直し
のサイクルでやっていくことにした。
そもそも留まらない釣りなので打ち直しとかできない。1投ごとが真剣勝負、様子見とか言っていられないのである。必然的に仕掛けが海に入っている時間も短い。釣行時間ほどはチャンスは無いのかもしれない。
この1投ごとの真剣勝負感が面白くて結局コマセをやり続けてしまった。
ついにゲット
11:00~12:30
釣り始めた瞬間にゲリラ豪雨的なものも降ってきたのだが些細な問題である。周りが釣れているタイミングで釣りたい。同船でも1人釣り2人釣り…、と徐々に釣果が上がってきてる。
僕も11時ごろに待望のヒット。
『モゾっ』とした微妙な前アタリから数拍開けて竿が一気に引き込まれるのがたまらなく楽しい。竿が引き込まれるのを待ってぐっと合わせ電動で巻き上げる。
しかしこれはバレてしまった。手持ちで誘っていたのだが、ロッドキーパーに戻すタイミングでフッと抜けて行ってしまったのである。泣。
気が付くと横に中乗りさんがずっと付いていてくれている。
最初は気楽に雑談していたのだが

もしかして、釣れてないの僕だけ?

…(コクッ)…
みたいなやり取りをしてから一気に緊張感が高まった。

ほんの少し上まで誘ってみて
とアドバイスをもらい、指示ダナ10mの時に9mまで巻き上げてみると再びヒット。
巻き速度を少し落とし、ロッドキーパーに戻す時もテンションが抜けないようにそっと戻して慎重にやり取りする。巻き上げ距離が9mしかないので慎重なのにすごく忙しい。
電動巻き上げ停止⇒手巻きの流れも問題なく進み、ようやくビシをつかんで空気を吸わせることに成功。そのままタモが決まりゲームセット。待望の1匹目をようやく釣り上げることができた。
ネットインした瞬間に針が外れていたので危ないところであった。

エサはコマセから拾ったマシな奴の2尾掛け。

船中コマセ組は全員安打で何よりである。戦犯にならずに済んでまことにホッとした。
血抜きすると身の色が抜けると言われたので、脳締めだけしてクーラーに放り込んだ。
ビッグヒットは物にならず
12:30
そのあとも数回アタリに恵まれたがすべてバレ。
他の釣りでもそうなのだが、掛けるのが圧倒的に苦手なのである。合わせているのに掛けられないのだから何かが足りない。
周囲の船も含めだんだんアタリが減ってきている様子。釣れているうちにまだ追加したいので気合を入れてコマセを撒き続ける。
流し換えて投入して…、を繰り返すうち、何度目かのアタリに恵まれる。
十分待って竿が大きく入り込んでからフッキング。今度はバレずに巻き上げ始めることができた。
ところが何か挙動がおかしい。残り2mから上がってこないのである。
レオブリッツの電子ドラグをキャンセルしてあったのか(そもそも搭載されていないのか)、ドラグ音が無いのでドラグが出ていることに気が付かなかった。
すぐに気が付いて手巻きで巻き上げる。が、ビシをつかむ前に再度糸が出されてしまいなかなか決着が付けられない。
ドラグもこれ以上締められないというぐらい締めこんでいるのに、である。

デカいカツオかな?
などと話していたらいきなり軽くなって痛恨のフックアウト。本日一悲しい瞬間であった。
針を見たらきっちり伸びていた。

帰りながら探索も
~13:40
すぐに仕掛けを替えて釣り再開。しかしすでに時合は過ぎたのか、全く釣れない時間帯に突入してしまった。
予定では13時が納竿らしいのだが船長は黙々と流し換え続けてくれる。何なら周囲の船もほとんど残って頑張り続けている。
だがしかし、どの船もアタっている様子が無い。
しばらく粘ってくれていたが

帰りにカツオ見たという話があったので、探しながら帰りましょう
とアナウンスがあり船団離脱。
無線からも「ありがとうございました~」などと聞こえてくるので潮時であろうか。
帰り道を10分ほど走ったところで急カーブ。なにやら反応があったらしく、船位置を微調整して投入のチャンスが訪れた。
しかし船中誰もアタらず。2投して誰もアタらないので納竿となってしまった。
身の回りを片付け、コマセを捨て、写真を撮ってもらって身の回りを海水で流す。

雷が鳴っているのでゆっくり帰ります
とアナウンスがあり1時間かけて帰港。
下船後、船長にお礼を言うタイミングを逸したまま船がどこかに行ってしまったのが心残りであった。
結果
カツオ!!

| 54.5cm | 2,529g |
まとめ
この日の個人戦績は5ヒット1キャッチでバラシすぎであった。
帰港中に皆さんと話した感じだとヒット数は多い方だったのだが、とにかくモノにできなさすぎである。
バラシ多すぎ
原因はいくつかあって
- フッキングがそもそも甘い
- ロッドキーパーに戻す時にバレる
- リールを巻き切った後にもたつきすぎ
等に心当たりがある。
フッキングは他の釣りでも課題に感じているのだが、『瞬間的に竿を煽る力』『すかさず煽る速さ』『すぐに竿先を降ろさない持久力』が当面の課題。
ロッドキーパーセット時のバラシは最初から竿をセットしておけば良いだけなので、タナに合わせてコマセを撒いたところで先んじてセットしておくようにする。
もたつきは慣れしかないかなぁ…。
仕掛けは状況に合っていた
細糸+ケイムラ鈎の組み合わせが今回ははまったのだと思う。
カツオはハリスの太さで釣果がガラッと変わるので、『細(12号)』『中(16号)』『太(20号)』くらいあると対応が効きやすい気がする。
針もサイズ・種類共に煮詰められると思うのだけど流石に手が回らない。
コマセとエビング両方やらない
追っかけ釣りと言われる序盤の釣り方は、思っているよりも釣りをしている時間が短い。
コマセやって、エビングやって…、などと言っている暇はないので二刀流は考えない方が無難である。
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