万が一に備えあり。あなたの命を守るライフジャケットは必需品

どうも、編集部のヤマケイです。
今回のテーマは釣りの小道具達篇「ライフジャケット(救命胴衣)」です。

ライフジャケットの着用義務化!

今更ですが、平成30年(2018年)2月1日からライフジャケットの「着用全面義務化」が始まりました。遊漁船に乗る方は、みなさん知っていますよね。乗るとき必ず「着てください!」っと貸し出されますから。
所管省庁である国土交通省のホームページ(※1)によると、ライフジャケットを着用すると生存率が2倍以上になるそうで、それまでは12歳未満の子供には着用義務があったのですが、大人も着ましょうよって事ですよね。何もない海に落ちってしまったら怖いですもん。自分の命を守るモノですからね。
ちなみにライフジャケットを着用しなかった場合、罰則規定があります。みなさん、ライフジャケットを必ず着用しましょうね!

(参考/※1:国土交通省/ライフジャケットの着用義務拡大)

マイ・ライフジャケットを買おう!

実は最近までライフジャケットを持ってませんでした…。遊漁船だと貸し出しのライフジャケットがあるし、着用義務化後は、欲しいライフジャケットが品薄だったりして躊躇してたんですよね…。でも貸し出しのライフジャケットって昔ながらの「発泡ウレタン」のだったりすることが多く、夏場は特に暑いし、身動き取り難いんですよ。釣りの時、身動き取り難いのは致命的です。疲れるし。ここは意を決してしてライフジャケットを購入を決意しました!

ライフジャケットに桜吹雪!?

なぜ今、ライフジャケットの記事を書いているかというと「使えないライフジャケット」があるって知ってしまったから。実は「ライフジャケット」ならなんでもいいって訳ではなく、国が定めた安全基準に適合したライフジャケットじゃなきゃダメらしいんです! 最初、5千円ぐらいで売っていた自動膨張式のライフジャケットをポチるとこでした…。実はこのライフジャケットは適合品じゃなかったんです(安いはずだ…)。そこでいろいろ調べてみましたよ。国土交通省の適合品には桜吹雪ならぬ「桜マーク」があるらしいんですよ!

あれ? 桜マークがあるのに使っちゃダメなの!?

「あっ、このライフジャケット、桜マークがあるから適合品なんだぁ~安いから買っちゃお~」

「桜マーク」があるからって安心して買ってはダメ。適合品のライフジャケットにはタイプA、タイプD、タイプF、タイプGと4つあって(※2)、使えるシチュエーションが違ってくるんですね。海で船釣りに使うなら「タイプA」が必須。間違ってそれ以外のタイプを使っていると違反になるのはもちろん、万が一、落水したときに役にたたない可能性もある。なのでライフジャケットを買うときは、「桜マーク」と「タイプA」のふたつが重要ポイントになるんですね。

(参考/※2:国土交通省/あなたが着用するライフジャケットはどのタイプ?

ライフジャケットを買ってみた!

「桜マーク」と「タイプA」のふたつのポイントを押さえて、ライフジャケットを探してみましたよ。
ポチったのは、「高階救命器具 ブルーストーム BSJ-5520RS ウエストベルトタイプ」。釣具メーカーのライフジャケットもいいですが、こちらは社名のとおり救命器具の専門メーカー。コレは間違いはないでしょう?
欲しかったライフジャケットは自動膨張式の腰ベルトタイプ(ウエストベルトタイプ)のモノ。元々、膨張式は「首掛けタイプ」が定番でしたが、最近は腰ベルトタイプの品揃えが増えてきて選びやすくなりました。腰ベルトタイプは首掛けタイプと比べ、暑くないし、身動きが取りやすいです。ロッド操作が多い釣りの場合、かなり使い勝手に差が出ると思います。

自動膨張式は万が一海に落ちた時に、水を検知して自動で浮き輪が膨らむモノ。もちろん手動でも膨らますことはできますが、海に落ちた時はパニックになりますよね…。なので自動で膨らんでくれる自動膨張式がおススメ。
自動膨張式が波しぶきで誤検知して膨らんじゃうんじゃないの? って心配している人もいるようですね。買った自動膨張式のライフジャケットに水をかけてみましたが、簡単には膨らみませんでしたよ。自動膨張の検知部が完全に水の中に入らないと、反応しないようです。高階救命器具のホームページ(※3)にいろいろな試験の様子など面白い情報が載っているので、興味ある人はみてくださいな。

(参考/※3:高階救命器具/国土交通省型式承認とは?)

さぁ、如何でしたか? これからライフジャケットを買おうかな?って思っている人は「桜マーク」と「タイプA」を忘れずにね! ライフジャケットを着用して安全に楽しく釣りを楽しみましょう~!