サーベルカブラという釣りがある。

ザックリ説明すると『タイラバに餌をつけてタチウオを狙う』釣り(詳しくはコチラが凄く丁寧です)で、
- 道具が軽い
タイラバタックルでできる。
オフショアとしては、ボートアジングの次くらいに軽いと思う。 - 初心者でも簡単
巻き速度だけ気を付ければタダ巻きで釣れちゃう。
カウンター付きリール使うと面倒見なくても平気。
なのが魅力である。
僕自身もやるが、初心者をタチウオ釣りに連れて行くとき、最近はこの釣り方を勧めるようにしている。
なんせ最初に説明すれば後はたまに面倒見るだけでよい。自分の釣りが出来るって素晴らしい。
この釣り方は『釣具のイシグロ』考案で、僕はここの店員さんに良くしてもらっているのだが、ある日「サーベルカブラで釣りに行きませんか?」とお誘いを受けた。
丁度知り合いでオフショア覚えたがっていた子もいたので喜んで行く事にしたのだが、タイラバヘッドの数が心もとない。
かといってタングステンヘッド使うのは切られそうでイヤである。
普通の鉛オモリでも差し支えないのだがちょっと味気ない。
折角なのでひと工夫することにした。
準備
一工夫と言っても色を塗るだけ。

タチウオと言えば紫ゼブラグローでしょう。
という思い込みのもとペイントしてみる。
ようはジグを塗るようなもんなので、そんなに難しくないはず…。
道具・材料
写っていない物もあるけど、用意した物は以下。

- 筆
- 紙コップ
- UVライト
- デザインナイフ
- カッター
- 園芸用支柱
- ナツメオモリ
- ナスオモリ
- 大型ゼムクリップ
- 新聞紙
- パーツクリーナー
- 段ボール
- 金属用サーフェイサー
- ダイアカラー 蛍光パープル
- ダイアカラー 蓄光グリーン
- ダイアカラー うすめ液
- 水性アクリル絵の具 リフレックスバイオレット
アムステルダム アクリリックガッシュを使用 - マニキュアトップコート
費用
上記リストの赤マーカーを引いてあるものが購入した物。
| 品名 | 値段(円) | 購入先 |
|---|---|---|
| 筆 | 100 | 百均 |
| ナツメオモリ 15号~35号 | 計1,900 | 釣具屋 |
| ナスオモリ 30号~40号 | 計1,200 | 釣具屋 |
| ダイアカラー 蛍光パープル | 760 | 釣具屋 |
| ダイアカラー 蓄光グリーン | 760 | 釣具屋 |
| ダイアカラー うすめ液 | 420 | 釣具屋 |
| アクリル絵の具 | 750 | ホームセンター |
計:約¥5,900円
下準備
まずは置き場づくり。
段ボールの端に切れ込みを入れ、支柱の座る場所を作る。



オモリにはクリップでハンガーを作って取付。

支柱に吊り下げる。

そのまま外に持って行く。オモリ多すぎて重たい。
外で何するかと言うと、パーツクリーナーで脱脂する。

ここまでやって準備完了。塗装に入る。
塗装
下地塗り
まずはサーフェイサーで下塗り。


量が足らなくてスプレーしきれなかった。まぁ良しとする。

蛍光パープル塗装
これを、ベースとなる『ダイアカラー 蛍光パープル』で塗っていく。
うすめ液でパープルの濃度を調整し

蓋に付いている刷毛で地道に塗り広げていく。

ここで問題発生。塗料が足りないのである。全部使って塗ってコレだけムラができてしまう。

最初はダイアカラーのどぶ漬け仕様で仕上げようと思ったが
蛍光パープルはどぶ漬け仕様が未販売で頓挫。紫以外の色ならあるのだが、それじゃそもそもの趣旨がぶれちゃうし。
刷毛で塗るしかないのだが、同じ物を買うといくらかかるか見当もつかない…。
で、どうするか考えあぐねていた所でアクリル絵の具を発見した。
アクリル絵の具塗装
アクリル絵の具は水溶性・速乾性・耐水性があり、比較的安価で、色のバリエーションも豊富。ルアーに使用した情報も少ないながらある。
近所のホームセンターは画材の揃いが良く、色も選べるので試しに使ってみる事にした。
選んだのは『アムステルダム アクリリックガッシュ リフレックスバイオレット』。

紙コップに取り、百均の筆で水に溶き濃度を調整する。

後は塗っていくだけ。

塗り終わったら吊るして乾燥。

ダイアカラーとは明確に色が違う。

色の伸びが良いので、二回目でほぼムラなく仕上がる。

三回目ではもう違いが分からない。

乾かして完成。
鮮やかな紫色に仕上がった。

蓄光塗装
マスキング
ゼブラ状に蓄光塗料を塗りたいのでマスキング。
マスキングテープが幅広なので半分に切り

オモリにクルクル貼り付けていく。
幅は適当である。

全部をゼブラグロー化するわけでは無いので、同じ重さでゼブラの物とそうじゃない物が出来上がるようにした。

蓄光塗料塗装
マスキングした物に蓄光塗料を塗っていく。
うすめ液で濃度を調整し

蓋についた筆で塗っていく。
薄いので一回塗りだとこれくらいの仕上がり。

後はもうひたすら塗り重ねるだけ。
二度塗り終了時点で塗料をこれくらい使った。

半端に余らせても使い道が無いので使い切るつもりで塗っているのだが、三度塗り時点で発色は良い感じ。

五度塗り目で付属の筆で拾えなくなってきたので、直に垂らして塗り広げていくようにする。

使い切るまでに、結局六度塗りまで塗ることができた。

マスキングテープ剥がし
蓄光塗料が乾くのを待ってマスキングテープを剥がす。
ガッチガチになってて手では剥がせないので、デザインナイフで削り取っていく。

どうしても蓄光塗料が浮いてしまうので、その部分も切り取っておく。

キレイに取れたら完成。

上塗り
最後に上塗り。
ウレタンコートどぶ漬けがキレイに仕上がると思うのだけど、いつか(多分10年くらい前)買ったトップコートがまだ使えそうだったので、それ使って仕上げることにした。

これはもうひたすら筆で塗るだけ。

一回の上塗りでこれくらい使った。

ナツメオモリは、この穴に入っちゃわないように注意。

このトップコート、乾くのが早くて塗って10分もすると触れちゃう。
念の為1時間ほど乾かしてから塗り重ねていった。
三度塗りくらいして満足したので完了。

完成
UVライト当てて発色見てみたが問題ない。

使用時はこんな感じの形にするつもりである。

かかった日数
ずいぶん時間掛けながらやったのだが、
- 下準備~塗装(一度目):1日
- 塗装(残2回):3日
- 蓄光塗料(6回):2日
- 上塗り(3回):1日
計:約7日
アクリル絵の具は乾くの早いので、塗装はあと一日削れそう。
逆に蓄光塗料は休日にずっと様子見ながらやれていたので、平日やるなら倍くらい掛かりそうな感じ。
反省
塗装の剥がれ
案の定剥がれた。

原因はいくつかあって
- クリップが塗料と張り付いていた
- 下地を荒らすべきだった
- 上塗り同士でくっついてしまった
のが原因。
対策としては
- 小まめにクリップを動かす
- オモリの肌をヤスリで荒らしておく
- 上塗りはいい物を使う
アクリル絵の具について
問題なく使える。
色も多いし混ぜるのも簡単なので、センス次第で無限の可能性がある。
マットな仕上がりになるので、最初からアクリル絵の具使うつもりならサーフェイサーはいらなさそう。
硬化して剥がれやすいので、上塗りは必須になると思う。
蓄光塗料について
発光は問題ないが、塗装が手間なのと仕上がりがキレイにならない。
下地が透けて見えちゃうのも善し悪し。薄く塗って全体を光らせたいときは効果的だけど、今回みたいにゼブラっぽくしたいときはあまり適切じゃない気がする。
シール貼った方が仕上がりキレイだし手軽だったと思う。
ダイアカラーうすめ液について
もっと安い物もあるし、そもそも必要か分からなかったので買うか迷ったけど買って良かった。
ダイアカラー使うときに絶対濃度調整しないと行けなくなるので必須。
なんなら筆洗うのにも使えるので無駄にならない。

まとめ
合計21個のオモリをアクリル絵の具で着色し、そのうち半分の10個に蓄光塗料を塗って色付きのオモリを完成させた。
多分、この釣りに置いてこの塗装の効果って余り無いのである。
こんなことしなくてもちゃんと釣れるはず。
しかもオモリを塗るって状況は相当稀である。
アクリル絵の具でジグの塗装ができそうなのが分かったのが最大の収穫。


