糸巻台製作の為にミヤテンションアジャスターSを糸巻台から外してみたら、ローラーがサビてた。

ラインが直接触れる場所にコレはマズイ。非常にマズイ。
しかもここだけじゃなくてあちこちサビてる。
原因は使用後のメンテ不足。
糸巻はラインがドライのままやっているのだが、ラインが水気を含んでいなくても、剥がれたラインコーティングのカスが湿気を吸って錆を呼んでいるんじゃなかろうか。
糸巻の後、大した掃除もせずそのままにしておいたのが失敗であった。
深い錆ではないので磨けば大丈夫そう。
錆取りついでに全バラシして、全体的にメンテすることにした。
メンテするのは今回が初めて。正しいやり方とか知らんけど、とりあえずやってみる。
道具・材料
手持ちの道具・材料で作業できた。
錆取り剤はずいぶん前に購入した釣具用の物だが、多分一般的な物でも出来ると思う。
全工程で概ね1時間くらい。慣れれば30分くらいでできそうな作業量だった。
初めてで段取り悪かったのと、サブローラー外すのに手間取ったのが原因。
取り組んだのは冬の夜。余りに寒いのでキッチンで作業した。

- モンキーレンチ
- +ドライバー
- 棒ブラシ
- キッチンペーパー
- 綿棒
- 紙ヤスリ(#2000)
- 錆取り剤
- シリコンスプレー
- パーツクリーナー
工程
分解
まずは分解。テンション調整ノブを外すだけでほとんどバラせる。

サブローラーは別口。見逃していたがきっちりサビていた。

急遽外すことにしたのだが異常に硬い。外した後に分かったんだけど、緩み止めが塗布されていた。
モンキーレンチを本体に当てて固定した状態で、ドライバーを押し込みながら力ずくで回して外すことに成功した。


サビてるのはメインローラー2つとサブローラー1つ。
まずはこれらの錆取りから開始。

錆取り
ローラー3つを、パーツクリーナーで軽く洗浄し

錆取り剤を塗布する。

塗布した状態でブラシで軽くこすり、軽微な汚れを落としながら錆取り剤を広げていく。

錆取り剤の取説に書いてある通り、5分程度浸透させた後に再度パーツクリーナーで洗浄。軽い錆はこの作業だけで結構落ちた。

落ちない深い錆はヤスリで削り取る。
水研ぎや油研ぎも考えたが、初めてなので一番ダメージが有りそうな空研ぎから試して様子を見る。
結果的には空研ぎでも問題なさそうだが、より慎重に行うならばやはり水研ぎ・油研ぎの方が無難な気はした。
紙ヤスリは適当なサイズにカットして折って使うのだが、ピッタリ折るのではなく、ローラーの幅に合わせて折ると作業がしやすかった。

同じ場所のビフォーアフター。
写真だとわかりづらいが、錆の形にほんの少しだけ凹んでる。


とにかく気が済むまで磨く。
磨き終わったら再度パーツクリーナーで洗浄し、綿棒で拭きあげて錆取りは完了。

洗浄
その他のパーツを洗浄する。
使い始める前にシリコンスプレーを吹いたのだがそれも最早2年以上前。
シリコン成分が劣化し・残り具合もムラだらけ・ラインのコーティングカスと混じってヘドロになってると酷い有様である。
絶対に綺麗にした方が良い。
今回、特に念入りに洗ったのはライニング。

消耗品なのだがまだ交換するほど擦り減ってはいない。
古いシリコンスプレーを徹底的に洗浄するとまだまだ白くなった。

一番最初にラインが触れるガイドリングも丁寧に掃除する。

ここ、黒くて目立たないのだがとんでもなく汚かった。

この要領で全パーツを洗浄した。
シリコンスプレー塗布
いまいち効果があるか分からないのだが今回も塗ることにする。
シリコンスプレーが床に漏れると、転ぶくらい滑るようになって危険である。
段ボールを用意し、その中で作業した。
ローラーへのシリコンスプレー塗布が一番気を使った。
- ラインの触れる部分に吹くと、滑ってテンション掛からなくなる
- ベアリングに吹くと、乾いた時にベアリングを痛める
リスクがあるため。
塗りたいのは他のパーツと接する部分だけなので、指で塗り込むことにした。

指がベタベタなのでライニングにもそのまま塗り込む。

本体やベースプレートにはサッと吹きかける。

塗布し終わったら次は組み上げである。
組上
まずはサブローラーの取り付け。また外すことになるだろうから緩み止めは使わなかった。

次はメインローラーの取り付け。
ライニングをメインローラーの上下に取り付け、その状態でベースプレートにはめていく。
シリコンスプレーのおかげでライニングとローラーがくっつくので作業が簡単。

メインローラーを取り付けたら、ベースプレートを乗せ

以前はこの上に社外品のワッシャーを乗せ、その上にバネを乗せていたのだが、ワッシャー要らない気がしてバネのみにしてみた。

バネと調整ノブの間にはワッシャーあった方が良い気がしたので、こっちは残しておく。

テンション調整ノブを取り付ければ組み立ては完成。

ベースに取り付ければ全工程完了。あとは使うだけである。
外したワッシャーはまた使いたくなるかもしれないので、ベースの下に保存しておくことにした。

感想
実使用はまだだけど、試運転代わりに軽く糸を通してみた感じでは問題なさそうである。
ローラーが軽く回るので、メーカー推奨の3号~12号より少し細くてもテンション掛けられそう。
錆は綺麗に取り切れたが、凹んだ部分がどの程度悪影響あるのかは未知数。
ラインを見る限りは傷んだりしていないが、不具合あるようならローラーを交換を検討する。
そもそもサビさせなければ何の問題も無いのである。
ブロアーでゴミを飛ばすだけでも違うはずなので、サビさせないように使用後の掃除まで気を使うこと。
掃除の仕方自体も研究が必要である。
今回の行程は完全に我流。ミヤテンションアジャスター本体や、ラインに不具合があるかも知れない。長い目で様子を見て行く。




