【DIY】糸巻台 改良

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26年1月21日 糸巻台改修アイキャッチ
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以前作った糸巻台が壊れた。
テンションの掛け過ぎか、ベース木材の強度の問題か、トラスタッピング(ネジ)が効いていなかったか…。何が原因にせよ、リールシートを固定しているブラケットがもげてしまったのである。

現状で使いづらかったり強度が心配な部分もあったので、思い切って作り直すことにした。

不具合点と改良案

不具合と、それに対応するための改良を考えてみた。

ベース木材の幅

幅が広すぎる。電動リールの糸巻きの際、電源端子が干渉してしまうのである。
電源端子の干渉を避けるためにリールシートの位置を変更したら、今度はハンドルがベース木材に当たってしまいダメ。

現物合わせで切断して幅を合わせていたのだが、約65mmに調整してあった。
つまり、最初から幅60mm程度の木材をベースに選べば、加工の手間は省けるはずである。

ベース木材の種類

ベース木材はホワイトウッドという柔らかい材質で加工性が良い。
切断も楽だし、ネジを打つ際も下穴無しで打てるので作業性は良いのだが、その分材質が弱くてネジ穴がバカになりやすい

硬い木材を選べばネジ穴は丈夫になる
加工性は悪くなるが、大した加工しないので問題無いはずである。

ブラケットの固定方法

リールシートを取り付けているブラケットは、百均の両面テープで仮止めした上で10mm長のタッピングビスで固定してあった。
結果的にもげてしまったので、これでは弱いということである。

より強固な取り付け方法を考えないといけない。

スピニングリールの取り扱い

特にスピニングリールから糸を抜くときなのだが

  • ベールを返してラインフリーにすると糸が出過ぎる
  • ドラグを掛けると劣化が気になる
  • ドラグゆるゆるにするとスプールが遊動しすぎて痛めそう

と、いずれにしてもどこかに悪影響がありそうで納得いかなかった。
ルアーバンクに丁度良い商品が追加されていたので、それを試してみることにした。

適正テンション値

ライン号数×0.7くらいで巻いていたが、どうも適正じゃ無い気がする。
と思って調べ直してみたら、シマノに推奨糸巻きテンション一覧表というありがたい情報があった。
しかもこの表、下部欄外にも

  • 最小ライン号数よりも細いラインを巻くとスプールの変形を招く
  • 糸巻量2/3以降はテンションを緩める
  • 高速で巻き続けるとゴロ感の原因となる

等々の大事な内容が書かれている。無料なのが信じられない内容である。

26年1月21日 シマノ推奨糸巻テンション
シマノ より

糸巻時のラインテンションに関しては色んな考え方があって正解が分からないのだけど、メーカーの見解ということで今後はこの表を参考にしたい

今回の製作ポイント

上記を踏まえ、今回の製作のポイントとなるのが以下である。

ベース木材

材質はヒノキ。
ホワイトウッドより硬ければ何でも良かったのだが、寸法・値段共に手頃な物が見つかった。

幅60mmで加工の必要なく、厚30mmで既存の収納方法がそのまま使える。
長さは切ればどうとでもなるので拘らなかった。

26年1月21日 ベース木材の長さ比較
長さは50cm以上差がある

特一等とは木材の見た目の等級で、『節アリ木材の中で最上級』の意味。7段階の真ん中くらいである。

ホームセンターの在庫の中から、反りそり捻りひねり曲がりまがりふしの少ない物を厳選した。

ブラケット固定方法

前回と変わらず両面テープ+トラスタッピング方式を採用。ただ、同じ物を使ってもまたもげてしまうので

  • トラスタッピングの長さを10mm→20mmに延長
  • 両面テープを強力な物にして、仮止めだけではなく固定の一助にする

ことで、より強固に取り付けることにした。
ベース木材も硬くなった分、トラスタッピングの効きも良いはずである。

スピニングの取り扱い

リールスプール簡単ライン取り出しユニットという商品を試すため、本体・シャフト・空回り防止マグネットの三点セットを購入してみた。

シャフトはリールのサイズによって変わるようだが、今の所は6000番までしか使う予定が無い。一番小さいサイズのシャフトだけあれば十分である。

適正テンション値の設定

表に分かりやすくまとまっているが、糸巻の度に確認するのが面倒。

テンション値をまとめた表を作り、糸巻台に貼り付けることにした。

道具・材料

黄色マーカーを引いてあるものはルアーバンクオリジナル商品。今回購入した物と、前回から流用している物がある。それ以外はホームセンターでも手に入る汎用品。
流用品が多いので、それほどコストは掛からなかった。

26年1月21日 使用した道具の一部
最初に用意した道具。ここから増えた
  • インパクトドライバー
    +ビット
    2.5mmドリルビット
  • 油性ペン
  • スコヤ
  • コンベックス
  • アルコール
  • 剥離剤
  • キッチンペーパー
  • 定規
  • ハサミ
  • ペーパーカッター
  • ラミネーター
  • ミヤテンションアジャスターS
  • ミヤテンションアジャスター固定ブラケット
  • リールシート固定ブラケット
  • リールシート
  • 強力両面テープ
  • 両面テープ
  • ラミネートフィルム
  • ベース木材(ヒノキ特一等)
    長1950mm×幅60mm×厚30mm
    \980
  • ステントラスタッピング(M4×20)
    \230×3袋
  • リールスプール簡単ライン取り出しユニット(ビス固定タイプ)
    \1,280
  • リール固定シャフト(SW-S)
    \780
  • 空回り防止ブレーキマグネット
    \190
  • 自作の表印刷
    \20
  • A7サイズのネットケース
    \110

計:約4,100円

計:約4,100円

製作

ここからは実際の製作工程。
旧型からパーツを取り外した状態から開始。

26年1月21日 新旧糸巻台ベース
左:旧 右:新

粘着剥がし

ブラケットの裏側に、仮止めで使っていた両面テープの粘着質が残っている。
これを、剥離剤を塗布してキッチンペーパーでキレイに拭きとる。

26年1月21日 粘着除去

粘着質が取れたらアルコールを使って脱脂する。

26年1月21日 脱脂

ブラケット取付

テンションアジャスターのブラケット・リールシートのブラケット・リールシート、まとめて取り付けてしまう。

ベース木材が長いのだが切断が面倒なので、そのままの長さで使うことにした。
それに合わせた配置を決める。

まずは大まかに取り付ける位置を測って印を付ける。

26年1月21日 ケガキ
  • テンションアジャスターのブラケットはベース木材の中央に
  • リールシートのブラケット2つは、高速リサイクラーが付くスペースを残してなるべく端っこに
  • 残り2つのリールシートのブラケットは適当に

それぞれ配置した。

26年1月21日 リールシートブラケット設置
リサイクラーの設置場所が残る位置に取付

超強力両面テープをブラケット裏面に貼り、ハサミで切って整形。

26年1月21日 仮固定の為の両面テープ貼り付け

印の位置に貼り付ける。
スコヤを使い、直角になるように気を使った。

26年1月21日 ブラケットの位置決め

両面テープで固定したらネジ止め。
木材が割れやすいのでドリルビットで下穴を開ける。下穴の径は2.5mmだが、これは道具の都合で決めた径なので適正では無いかも。
下穴の深さも、貫通しなければ良かったので適当に開けた。

26年1月21日 ブラケット固定の下穴開け

下穴を開けたらトラスタッピングで本固定。ビス長が2倍なので、今度はもげないはず。

26年1月21日 使用したトラスタッピング
上:今回使用の20mm 下:前回使用の10mm

一気に締めるとブラケットが捻じれるので交互に締め込んでいく。
テンションアジャスターのブラケットはただ取り付けるだけでよいが、リールシートブラケットは前後がある上に取付の順番もあるので注意。

26年1月21日 トラスタッピングの締め込み
交互に締め込んでいき、捻じれを抑える

計5か所のブラケットを取り付け、最後にテンションアジャスターを戻せば完了である。

スピニング用ユニット取付

基本的な工程はブラケット取付と一緒である。

リールスプール簡単ライン取り出しユニットの裏に強力両面テープを貼り

26年1月21日 スピニングユニットの仮固定

ハサミではみ出た部分を切り取って整形。

26年1月21日 テープの整形

貼り付けたらドリルビットで下穴を開け、20mmのトラスタッピングで固定。より負荷が掛かりそうな面をトラスタッピング2本で支えるように、向きに気を使った。
ついでに空回り防止ブレーキマグネットも取り付けておく。

26年1月21日 取付とマグネット設置
マグネットは8個入りだったが、1つ付かなかった。

この状態でちゃんとシャフトが回転するのか試運転。
付属の六角レンチでシャフトを取り付けて動かしてみる。

26年1月21日 使用状態の確認
問題なく動いた

このまま収納するとシャフトをへし折りそうなので、外して収納することにした。
この工程も完了である。

テンション表作成・貼付

まずはシマノのテンション一覧表を元に、必要な部分をまとめた表をエクセルで作成する。
例えばベイトキャスト・SWスピニング8000番以降・石鯛両軸は、糸巻する機会が(今の所)無いので必要ない部分となる。

26年1月21日 シマノ推奨糸巻テンション
シマノより これを元に表を自作する

貼り付けるベース木材の幅が60mmなので、表の幅も実寸で55mm程度にしたい。
エクセルの列の幅・フォントサイズの調整をひたすら繰り返し、ベストサイズを探っていく。
画面に定規を当て白紙と表の実寸を測り、AIに縮尺を計算してもらってまた微調整…。と、デジタルなんだかアナログなんだか分からん工程を繰り返してサイズを決めていった。

データが出来上がったら印刷。
僕はプリンターを持っていないので、PDFにしてコンビニで印刷してきた。

26年1月21日 自作の表

これを裁断して

26年1月21日 表の裁断

ラミネート加工して

26年1月21日 表のラミネート

ラミネートフィルムも裁断してベース木材に収まるサイズに調整。

26年1月21日 ラミネートの裁断

整形し

26年1月21日 ラミネートの整形
角を丸くするだけ

両面テープでベース木材に貼り付けたら完了である。

26年1月21日 両面テープ貼り付け
両面テープのはみ出た部分を切ってから貼り付ける
26年1月21日 表の貼り付け
正直、この工程が一番手間取った

付属品をひとまとめ

リールスプール簡単ライン取り出しユニットのシャフトや、インパクトで糸巻するためのビットなどをひとまとめにしておく。

26年1月21日 糸巻台付属品一覧

ネットケースに入れて紐を付け

26年1月21日 付属品をひとまとめに

収納場所に一緒にぶら下げておくだけ。

26年1月21日 収納状態

これで収納まで含めて、全工程が完了である。

完成図

全体像がこちら。

26年1月21日 完成品の全景と解説

右端から高速リサイクラー

26年1月21日 高速リサイクラー設置

リールスプール簡単ライン取り出しユニット

ミヤテンションアジャスターS

26年1月21日 ミヤテンションアジャスターの設置状態

ラインテンション一覧表

26年1月21日 表の設置状態

の順番に並べてある。

リールシートは計4つ設置。
基本的には両端の銀色の物しか使わないが、リールからリールに糸巻したいときは中ほどの黒い物と銀色の物を組み合わせて使えるように、向かい合わせて設置してある。

作ってみて

改良するはずが大掛かりになってしまった。余っていたパーツ全て取り付けるために大型化したのが原因である。

機能は全部乗せで不具合は無いはず。
今の所出番は無いが、そのうち使って様子を見る。

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