25年11月29日(土)
御前崎港 第15増福丸
にて
道具立て(再掲)
いずれのタックルも、ソリッドリングの結束を万力ノットにしてみた。
万力ノット初挑戦である。
- 21 スローバンプSSD 634/FSL(テイルウォーク)
- 19 オシアジガー Fカスタム 2000NRHG(シマノ)
- Xブレイド スーパージグマンX8(Y.G.K)
2号 270m - オシア ナイロンキャスティングリーダー(シマノ)
40lb 4.5m PRノット - P-14 ソリッドリング(オーナー)
内径5.0mm 150lb 万力ノット
以前のジギングでタックルセッティングが課題となったので対策してみた。
そのときより一番手強く(3番→4番)して、ジグを弾いていく目論見。
- 21 スローバンプSSD 633/FSL(テイルウォーク)
- 17 オシアジガー 2000NRPG(シマノ)
- UVF ソルティガ デュラセンサー X8+Si2(ダイワ)
3号 400m - ソルティメイト システムショックリーダー ナイロン(サンライン)
60lb 7.2m PRノット - P-14 ソリッドリング(オーナー)
内径5.0mm 150lb 万力ノット
3番ロッド使いたくなるかもしれないので持ち込んだ。
本当はラインも2号にしたかったが、手持ちが無いので妥協。
- 23 L-ジギーズSSD S640/FSL(テイルウォーク)
- 19 ストラディック 4000XG(シマノ)
- PE X8(シーガー)
1号 300m - ショックリーダー ナイロン(バリバス)
20lb 3m PRノット - P-14 ソリッドリング(オーナー)
内径4.0mm 80lb 万力ノット
軽くキャストしたいとき用。
フルソリッドなので、ジグをシャクるならロッドスペック上限の100gが限界な気がする。
- 20 サクラマスジグ SSD C650(テイルウォーク)
- 24 オシアコンクエストCT 300MG(シマノ)
- オシアジガー MX4(シマノ)
1.2号 500m - オーシャンレコードショックリーダー(バリバス)
35lb 5.5m PRノット - P-14 ソリッドリング(オーナー)
内径4.0mm 80lb 万力ノット
ヘビータイラバタックルをそのまま流用。
こちらもスペック上は100gまでだが、150gくらいまではシャクれる。
- 21 シマアジマスター 205(アマノ釣具)
- 19 ビーストマスター 2000EJ(シマノ)
- Xブレイド オムニウム アップグレード(Y.G.K)
親父用の快適仕様。
オモリの指定が120号だったので強めの竿にしたが、当たりを取りづらそうだったから、もっとライトな竿で良かったかも。
使用ルアー・仕掛け
ジギング
- TGベイト(ダイワ)
100g CHピンクゴールド
120g PHグリーンゴールド
150g グリーンゴールド
180g PHアカキン
ソルティガアシストSS ライトジギング タイプTG(ダイワ) - 枝豆じぐ MSR(枝豆じぐ)
210g シルバー/ゼブラUVR
フロント:ヘビースパークハードツイン(シャウト!)
リア:ヘビースパークツイン(シャウト!) - ビックバッカー バイトビーンズ(ジャッカル)
60g 超サゴシスパーク
TGベイト・枝豆じぐ共に、アシストフックのサイズ不明。たぶん2/0だと思うんだけど…。
バイトビーンズは元々ついていたフック。
バチコン
- からまん天秤 15cm(オーナーばり)
- オモリ 40号
- 自作仕掛け 1m
フロロ 3号
沖アミチヌ 4号 - アジ職人 ソフトサンスン(エコギア)
クリアピンクグロウ(夜光)ブルーFlk
クリアレッドFlk
UVクリア
近場なので、金州よりハリスのサイズを1サイズ落としてみた。
沖アミチヌは小物も掛かるし2kgくらいのカンパチにも耐える。全面的に信頼している針。
ワームはクリアに替えた瞬間に喰ってきたから、カラー選択が本当に重要。
サビキ
- ライトタックル落し込み(ハヤブサ)
針:7|ハリス:8|幹糸:8 - 落し込み剛サビキ ハゲ皮&サバ皮(オーナーばり)
針:7|ハリス:10|幹糸:12
コレでも釣れないわけでは無かったが、中盤の喰い渋ったタイミングにサバ皮を付けてもらったら喰いが復活した。
ロスト
- サビキ:2枚
- バチコン:1枚
使用した仕掛け分のロストのみ。
釣果


カンパチ1
アカエソ
アジ
アヤメカサゴ
クロムツ
サクラダイ
ヒメ
小型の魚各種
親父とクーラーを共用していたので正確な釣果は分からず。
ジギングでカンパチ、バチコンでクロムツとアヤメカサゴ、サビキでサクラダイとクロムツとアジとヒメと…。といった内容。
アカエソはどの釣り方でも釣れていた。
小型の魚やアカエソなど、食べない分はなるべくリリースしたが、大抵は上がった時点で死んでしまっていたので持ち帰ることにした。
費用
船代:13,000円×2人分
(後払い)
計:26,000円
釣況
海況

釣行時間:5:45~13:30(実釣:7:00~13:00)
天候:晴
水温:19.0℃(Windyより)
潮周り:満月向かいの長潮(月齢8.8)
満潮時刻:12:44(141cm)
干潮時刻:5:22(54cm)/19:11(82cm)
実釣エリア:御前崎沖 水深50m前後
風:北からの風⇒徐々に収まる
水色:緑がかりの青。やや暗いか


予報では早朝から風が落ちるはずだったのだが、10時過ぎまで強めに吹いていた。そのおかげで海面が荒れてしまい、ダウンしている方も居た。
風は冷たかったが気温はそれほど寒くない。熱心にしゃくっていたら暑くて汗ばむほど。冬用上着を脱ぐと寒いので調整が難しいところ。
潮は恐らくほとんど流れていない。
朝一は船底に入り込むような二枚潮だったが、中盤からは水深60mに60gのブレードジグでも着底が取れるほどまっすぐに落ちた。
探検丸スマートを見ていると魚探の反応は鈍めだが、船長が見ている全周レーダーにはいい反応が見られてた様子。朝一で水面に何かが沸いていたが、キャスティングではノーバイト。届く距離でも無かったので、そういう意味でも厳しかったと思う。
現在のメインベイトは15cmくらいのアジとの事。
僕の釣り座は右舷先頭。
同船・他船の状況
船のメンバーは1+1+3+僕たち2人。
3人グループは遠方からのお客さんで、残りのお二人は手練れの常連さんだった。
主な船中の釣果はカンパチ、ワラサ、キツネダイ、シイラ、カサゴ等々。
10kg近いカンパチがこの日一番の大物だった。ジグはFKジグTG150gで中層早巻き。次に良い獲物だったワラサは、ドラッグメタルTG150gの回収中バイト。いずれも同じ方の釣果で、小さいジグの早巻きがこの日のパターンだったように思う。
親父がサビキでサクラダイとクロムツ、時々アジと小魚を延々と釣っていた。
すぐ近くでは遊漁船は見かけなかったが、この日は近場でのカンパチの釣果が比較的多かったらしい。
レポート
色んな釣り方を試したので、釣行中は時系列では無く釣種別のレポートでお届けします。
出船まで
3:00~6:15
3時起き、3時半出発で危なげなく御前崎港に到着。
5時前には駐車場についていて親父を待ち構える。時間ギリギリに来るのかとヒヤヒヤしたけど、結構早めに来てくれて安心。着替えなどの身支度を済まし、雑談して船長を待つ。
定刻に船長が軽トラで登場。皆で荷物を軽トラに積み込み、タックルを持って船まで歩く。いつもの御前崎スタイルである。
船の前で釣り座決め。3人グループは初心者ということで釣り座が指定されていた。僕たちのグループとベテランお二人でじゃんけん。最初は左舷前方をお願いしたのだが、網を巻き上げる機械があって釣り座が狭いので、乗船後にお願いして右舷側に変わって頂いた。
多少もたついたが準備完了。空も十分白んだところで出発である。
バチコン
ジグを万全に準備したくせにスタートはバチコンから。まずはアタリが欲しくてですね…。
40号オモリ・3号ハリス・小さめの針という弱めのセッティングにグローピンクのワームでスタート。

ところが、横で親父がサビキ好調なのに全く喰ってこない。早巻きもステイも底トントンも全部無反応。
サビキで釣れてるから魚は間違いなく居る。居る上で無視されているのである。
10分ほど粘ったが無理。とりあえずワームを変えることにする。
ピンクグローからクリアへ。

金州バチコンで爆釣するクリアカラーは、御前崎沖でも鉄板カラーだった。
変えて一投目、着底してすぐにヒット。

この直後もクロムツ・サクラダイとテンポよく釣果を伸ばす。


サビキでもサクラダイがやたら釣れていたので、群れでそこらへんに居るんだろうか。
どの魚も大体着底と同時に喰う。色んな誘いを試してみたが、誘い方で喰いが変わった感じは無かった。
せっかく釣れているので他のワームも試してみる。

同じようなクリアカラーだがUV発光するやつ。
これでも釣れる。釣れるのだが



小さい魚ばかりである。
2時間ほどパターンを変えたり、ワームを変えたり試行錯誤を繰り返す。
間にジギングを挟み、10時半ごろから再び同じセッティングでバチコン再開。
やはり釣れるが小さい底物ばかりである。大体が着底の瞬間に掛かってくるので当たり前なのだけど。


- 着底を取る
- 早めのただ巻きで上げてくる
- ほんの少しだけシャくり、緩急をつける
- 上から10mくらいまで誘い続ける
- また底まで落とす
の繰り返し。たまに数秒のステイを入れたり、ステイから誘い下げを入れてみたり色々やってみたが、誘いを入れているときに喰ってくるパターンは皆無。
ほとんどが着底と同時のアタリだった。
掛かった魚が明確に小さいと分かった時は、そのまま放置して泳がせてみたが不発。
ごく稀に逃げ惑うような激しい動きを見せたりしたが、大物に変わることは無かった。
結局バチコンで釣ったのは
アカエソ・アヤメカサゴ・クロムツ・サクラダイ・ヒメといった小魚ばかりだった。
ジギング
2号タックルに枝豆じぐ、3号タックルにTGベイトを付けて準備OK。


バチコンから始めちゃったのでこのまま放置されていたけど。
9時ごろにベテランさんがビックヒットで10kgクラスのカンパチを釣り上げた。パターン等を共有してくださったので、2匹目のカンパチを狙ってジギングに変更。
FKジグTGの早巻きだったというので、僕もTGベイトを落としてみる。
高速タダ巻き・ジャカ巻き・早いワンピッチ・ロングフォール等々…。
色々試してみるがアタリなし。ジグサイズを段々落していく。


150gを使っていた時にガツンっ!と重たくなったのでついに来たと思い

船長!きたきた!!
と大騒ぎして上がってきたのは

隣の親父も苦笑い。
周囲の「でも形が綺麗だよね。」のフォローもいたたまれない。
このあとようやく魚が釣れたのだが

大きければカマボコかなんかにするのに、食べるにも微妙なサイズなのでリリースである。
ブレードならどうだろう?ということで、1号タックルにバイトビーンズを付けてキャスト。

着底取れるか心配だったが、水深60mくらいのところでも80カウントくらいで普通に取れた。
ブレードの振動を手で感じながら巻き速度を調整しつつ、なるべく早めのタダ巻きで誘う。
リーダーまで巻き上げたら落とし直してバーチカルに巻き上げ。適当なところでキャストして斜め引き。
しばらくやっていたら着底と同時に少しだけ重たくなったのだが

間髪入れずにリリースである。
僕がエソに翻弄されている間に4kgくらいのワラサが再びジグで釣れていた。
釣ったのはドラッグメタルTG。しかも回収中の40mラインで喰ってきたらしい。

多分着底取る必要ないよ!
とのこと。
バイトビーンズで続けるか悩んだが、フォールが遅くてかったるい。同じ理由で軽すぎるジグは使いたくない。しかしシルエットは少しでも小さくしたい。
結果選んだのはTGベイトの100g。

水深60mのところで50mくらいからタダ巻きを開始する。
3号タックルはリールがパワーギア。凄く早く巻いている気持ちだが、多分ジグはそんなに早く動いていないはず。
1号タックルの方が巻き速度早いよな、でも弱すぎるよな…。などと悩みながらやっていたら、巻き始めて20mくらいのところでグゥンと重たくなった。
ぐんぐん引くので今度は間違いなく魚である。
フッキングが不安だったのと、ゴリ巻きで上がってくるのでガンガン巻き上げていく。フルソリッドのロッドなので、気づかいせずにゴリ巻きできるから楽である。
ドラグも出されずに素直に上がってきたのはカンパチ。船長のタモ入れも決まり無事ゲット。

嬉しい一本であった。
気を良くして同じジグで同じパターンを続けるがそうウマい話があるもんじゃない。反応無さ過ぎて着底取るとすぐにエソが釣れる。

魚よりジグの方がデカいのに良く喰いつくものである。
そのうちエソすら釣れなくなっちゃったので、ラストは枝豆じぐを真面目にシャクってみることにした。
魚の反応はまったく感じられなかったが、キレイにジャークさせられたのが最大の収穫。
いつもよりロッドパワーを上げた分、ジャークした時の最後のティップの跳ね上げがキレイに決まってくれる。
その結果滞空姿勢がキレイに決まっているのと、枝豆ジグMSRのホバリングする特性がマッチして明確にジグが横を向いているのが分かる。
その後竿先を落としていき、重みが乗ったところで再度ジャーク…、とお手本の様なジグ操作をすることができた。
サビキ
自分ではほとんどやらず、何なら親父の世話も船長に任せっぱなしだったけど、船中で一番数釣っていたのは親父のサビキだった。
ジギングとサビキ比べりゃ当たり前の話なのだけど。
最初は
- フリーフォールで着底まで落下
- 着底したら適当な電動で巻き上げ
を繰り返してもらっていたが、クロムツとかカサゴとか底物ばかり釣っているのを見て

タナが底すぎるんだね。
誘い方も、反応の上から止めながら下げていってみて。
と船長がアドバイスしてくれていた。
ここの船長は面倒見が良いので、不慣れな人間でも安心して連れて行けるのである。
忠実に実行する親父殿。おかげで良く釣れている。釣れているが、ほとんどが小さなサクラダイばかりである。
群れに直接落としているのか?と言わんばかりのサクラダイのオンパレード。
それにたまーに他の魚が混じる感じ。
釣れなくなったタイミングで船長が仕掛けに小細工してくれた直後、すぐにアタリが出る場面もあった。上がってきたのはアジ。
確認すると、針にサバ皮をチョン掛けしてくれていた。アジ類に効果抜群らしい。
目の前で釣れているのだから説得力が段違いである。
結局親父は最初から最後まで、サビキで小魚を釣り続けていた。
途中で掛かった小魚を泳がせたりもしたみたいだがコレは完全に不発。齧られもしなかった。
サクラダイはホウキハタだかの好物らしいので、チャンスはあったのかもしれないが…。
結果
クロムツ・サクラダイ・アカエソ・ウッカリカサゴ・ヒメ等々、なんか色々釣ったのだが、親父とクーラー一緒だったので個人成績は分からず。

これを2人分に分けて持って帰った。


確実の僕の釣果と言えるのはカンパチのみである。
カンパチ

| 52cm | 1,787g |
胃の中からはアジっぽい小魚でTGベイトの方がやや小さめ。
だけど、セミロングジグだとジグの方が圧倒的に大きいサイズ感だった。

課題
一番の課題はサビキ。仕掛け・タックル共に全然煮詰めることができる。たかがサビキと言えど奥が深い。
煮詰めても他の船で全く出来ないところが難点ではあるけど。
サビキタックルの見直し
用意できるなら2号電動とかのほうが良い。ラインが細くなって水切りも良くなるし、オモリも軽くできるのでアタリが分かりやすくなりそう。
ロッドも今回はオーバーパワー過ぎた。船長曰く「長い方が喰い込ませられるので都合が良い」らしく、2.7mの真鯛竿とかの方が向いてるとの事。
サビキ仕掛け自体もおススメされたものがあるので、次回までに用意しておきたい。この仕掛けは長いので、ロングロッドとの相性も良いと思う。
万力ノットについて
すっぽ抜けやブレイクが怖かったけどまるで問題なかった。

緩みも無いし、絞られて細くなったりもしていないし、端糸が短くなったりもしていないのでズレたりも無さそう。
構造上は引っ張れば引っ張る程締まるらしく、イモムシノットのようなほつれは発生しないらしい。キハダキャスティング等でも使用されている様子。
ジギング魂の計測では86%~88%程度。
イモムシノットでは100%なので若干弱いか。
ジギングの必要性は分からないが、ルアーを積極的に動かしたいキャスティングでは良さそうである。サワラだとカッターが怖いけど。
引き続き要研究。
ジグしゃくってる感覚をつかめた
今回の一番デカい収穫。200g程度のジグをシャクる時、いつもなら3番ロッドを使っていたのを今回は4番ロッドにしてみた。
ロッドワークでのシャクリも楽だったのだが、リーリングと合わせてしっかり竿を曲げた時、最後に竿先が『ピンっ!』ともどるあの感覚をようやく安定して出せるようになった。
ジギングが一つ上手くなった感覚で嬉しい。
新しいロッド欲しい…
僕の使っているジギングロッドがフルソリッドばかりで出力が弱いのである。
今まではそれで何とか同船者の方の真似事をしていたのだけど、タックルセッティング見直せばまだまだ可能性が広がることにようやく気が付いた。
手持ちはテイルウォークのスローバンプ633/FSLと634/FSL、レスターファインのマスターブレイド59HG。
フルソリッドはチューブラーより1番手パワーが落ちるイメージなので、スローバンプは実質2番と3番。
マスターブレイドはパワーあるけど、バットからガッツリ溜める感じなので、欲しい『竿先ピンっ』の間隔とはまた異なる。
結局新しいロッドが欲しくなるのである。4番手チューブラーか5番手以上のソリッドか…。




