25年8月31日(日)
御前崎港 光輝丸
にて
道具立て
- 21 スローバンプSSD 633/FSL(テイルウォーク)
- 19 オシアジガー Fカスタム 2000NRHG(シマノ)
- Xブレイド スーパージグマンX8(Y.G.K)
2号 300m - オシア ナイロンキャスティングリーダー(シマノ)
40lb 4.5m PRノット - P-14 ソリッドリング(オーナー)
内径5.0mm 150lb - 初期ドラグ値 4.0kg
3番ロッドにするか4番ロッドにするか悩みに悩んで、セオリー通りの3番ロッドにした。
初期ドラグ値はもっと高くてもラインもリーダーも耐えられるのだけど、ロッドにセッティングした状態で重量物吊ったら、ロッド折れるんじゃないかってくらいしなったので日和った。
- 22 マスターブレイド 59HG(レスターファイン)
- 21 マーフィックス C3-RH(エイテック)
- アバニ ジギング10×10 X8(バリバス)
4号 400m - ソルティメイト システムショックリーダー ナイロン(サンライン)
80lb 6m PRノット - P-14 ソリッドリング(オーナー)
内径6.0mm 220lb - 初期ドラグ値 5.5kg
持っている中で一番強いジギングロッド。勝手に5番相当だと思っている。
ドラグ値はストライクポジションの最低でこのセッティング。ストライクポジションの最高値まで上げれば7kg掛かるはず。
使用ルアー
- 210g(シルバー/ゼブラUVR)
フロント:ツインアシスト幻 1/0(ヤマイ)
リア:ツインアシスト幻 1/0(ヤマイ)
- 200g(アルミニウムシルバー)
フロント:ツインアシスト幻 1/0(ヤマイ)
リア:ツインアシスト幻 1/0(ヤマイ) - 250g(アルミニウムシルバー)
フロント:ヘビースパーク ハードツイン 2/0(シャウト)
リア:ヘビースパーク ツイン 2/0(シャウト) - 400g(ウロコシルバー)
フロント:ツインアシスト幻 2/0(ヤマイ)
リア:ツインアシスト幻 2/0(ヤマイ)
- 400g(マグマシルバー)
フロント:ツインアシスト幻 2/0(ヤマイ)
リア:ツインアシスト幻 2/0(ヤマイ)
一番釣れたのは枝豆ジグ。
『コレは釣れるよ!』ってお借りした挙句、最後には頂いてしまった。
基本的には楽するためにウロコジグを使用。
底の方をネチネチやりたいときにスパイNを使った。
フックセッティングは迷走中。底物にも青物にもどのジグにも雑に使える、五目釣り用みたいなアシストフック探してます。
ロスト
無し
しいて言えば針先が鈍ったアシストフックを捨てたぐらい。
釣果

ゴマサバ4
スルメイカ1
メジ3
シイラ1
ヒメ
前半の釣果は全てリリースしたメジ・シイラ。
後半に合計5匹釣っているはずなのだけど、写真撮っていなくて時間分からなかった。
メジ類は写真撮ってすぐにリリース。いずれも元気に泳いでいったので大丈夫なはず。キハダとかコシナガのメジだったかもしれないけど、すぐ逃がしちゃったので良く分からん。
釣況
海況

釣行時間:5時~14時(実釣:6時~13時)
天候:快晴
水温:26.4℃(Windyより)
潮周り:上げの小潮(月齢7.8)
満潮時刻:11:06(124cm)/20:54(148cm)
干潮時刻:3:56(63cm)/14:57(115)
実釣エリア:御前崎沖 近場⇒徐々に遠く⇒また近場
風:ほぼ無風⇒やや微風
水色:近場は緑がかり。遠くは濃い青

近場は緑がかった海の色だったが遠くに行くにつれて段々青くなっていった。
週の前半荒れたので出港しないかと心配したが、前日の土曜日から良い凪。
当日も荒れず、釣りやすい状況だった。
特に強い雨が降ったわけではないが潮目にゴミが溜まっていた。
快晴で暑い。日が出る前から暑かったが、日が出てからはまさに灼熱。みなさん汗びっしょりになりながらシャクっていた。
風も無いか、あっても弱いかで暑さに追い打ちをかけていた。
潮は朝一がほとんど行かず、後半にかけて強くなるも0.5ノット程度。
ジグの感じからして、底潮もほとんど行っていなかったと思う。
ベイトの反応は下から20~30mにビッシリ。
スルメイカが多く、たまにイワシの反応だった様子。
水面に生命感は無し。
乗船者は1+1+1+1+1+僕の計6人。皆さん常連のベテランで上手な方たちばかりだった。
右舷でのドテラ流しで、僕の釣り座は後ろから2番目。
同船・他船の状況
6人全員でひたすらジグをシャクっていた。
使われていたジグは枝豆ジグ・ディープライナー・シーフロアコントロールなど(遠目で見ただけなので種類までは分からず)。
上がった魚はカサゴ・ワラサ・マダイ・サバ・カマスサワラなど。
他船の釣果では御前崎近場で40kgのカンパチが上がる事件。

当日訪問した釣具屋さんみんな知ってて笑えた。情報早すぎである。
代金
船代:14,000円
(先払い)
計:14,000円
光輝丸について
大物を釣らせるので有名な船。
それほど古くはないみたいだが、ベテランジギンガーは皆知っているのである。『結構厳しい』という前評判を聞いていてビビっていたのだが全くの杞憂。凄い優しい船長だった。
常連さん曰く「キハダとかで苦戦してると『そんなん早く上げちゃってよ!!』って言われることあるけど、それほどうるさくないよ。」との事。
ただ、良い反応見つけると、竿が上がりきる前に走り出しちゃったりするらしい。
マメに反応に当ててくれるので流し直しが多い。僕は好きなスタイルだが、竿を落ち着いて入れられないのが合わない人が居そうなスタイルではある。
けして大きい船では無いのでクーラーの持ち込みは無し。食べ物用の小さい物だけOKだが、食べ物用のクーラーは船にも備えてあるのでそちらの利用も可能である。
魚は船の前後に大きいクーラーがあるのでそちらに入れる形。目印の結束バンドは船に置いてあるが、準備できるなら持って行った方が良いかもしれない。
船の前に停車できるので、荷物を下ろしてから駐車場に車を持って行く方式。
歩いて一分も掛からない。

船長の軽トラにも手洗い水は乗っているが、近くに水場は無いので、気兼ねなく手や顔を洗いたいなら真水を持って行った方が良いかもしれない。
定員が12名と書いてあった。今回は人数少なく片弦ドテラだったが、もっと大勢乗ると両舷で船を立ててやるらしい。
常連さんも皆さん良い方で面倒を見てくださった。
ただ、レベルが高い方ばかりだったので、初心者が一人でいきなり乗り込むのは気後れしてしまってハードルが高いかもしれない。
どちらかと言うと船釣りに慣れていて、なおかつジギング経験者向けの船だと思う。
レポート
出船まで
2時半~5時
「5時出発、10分前集合です」と言われていたのだが、初めての船は駐車場やら場所やらで絶対に戸惑うので早めに出発する。
道中も順調で4時過ぎには到着できた。
船の場所を確認した後トイレを借りにコンビニに行き、戻ってきたら他のお客さんも来ていた。駐車ルールとか分からんのでお聞きしたら快く教えてくださった。大変ありがたい。
そのままお話を聞くとベテランの雰囲気。というか、本日のお客さん皆様雰囲気が違う。だって装備がスロージャーカー・ロジカル・MOZばっか。
素人感丸出しなの僕だけである。

しかし皆さん優しい。
「クーラーは食べ物用だけ持ち込む形だから、大きいクーラーは車に置いてきた方が良いよ」とかアドバイスしてくれる。
話は前後するが、この日は同船の皆様に一日お世話になりっぱなしで、
「竿が戻りきる前に戻しちゃってるから意識してごらん」
とか技術指導頂いたり、
「これ(枝豆ジグ)凄く釣れるから使ってみて!」
とかジグ貸して頂いたり(しかも根の荒い場所で、ロスト承知で貸して下さった)、しまいには
「それ(枝豆ジグ)あげるからぜひ使って!」「良かったら魚も持って行って!!」といってジグも魚も頂いてしまった。
ご一緒した皆さま、特に名古屋のOさん、本当にありがとうございました。
閑話休題、そうやって雑談兼準備しているうちに船長が軽トラで登場。
予定の5時前になったので席順をジャンケンで決めて船に乗り込み、給油してから沖へと向かった。

前半戦
6時~8時45分
「2号タックルに200g、4号タックルに400gをセットしておいてくださいね。最初は2号タックルで始めます。」と指示があったのでセッティング。
スタメンは両方ともウロコジグにするつもりだったのだが、

前述の通り、枝豆ジグMSRをお借りしたのでそちらからスタートする。

6時になりスタート。一斉にジグを投入する。
「キックさせてからのフォールで喰ってくるから、しっかり喰わせの間を入れて使ってみて」との事なので意識しながらシャクっていく。
ところが魚の活性が低いのか、魚探の反応の割には誰にも当たらない。船も流れず、底潮もトロそうな感じ。ヤベー日かもしれない。
水深50m程を200gで探っているのでそんなに大変ではないのが救いではある。黙々とシャクリ続ける。
何度目かの流しでようやくアタリが出始めた。
待望の船中ファーストフィッシュはメジ。速攻でリリースされていた。
しばらくはメジやらチビカサゴやらが上がってはリリース…、という感じだったのだが、そのうちにデカいアタリが訪れる。
竿が曲がりドラグが出る、コレは良い魚か!と皆の期待の中上がってきたのはワラサであった。
「黄色いカンパチだ」などと苦笑しながら上がってきたが、なかなか良いサイズである。腹回りもデップリしていて美味しそう。
ワラサはこの日3本ほど上がったが、「これやっとくと味が違う」と言って、全て船長が血抜き⇒神経締めと対応してくれていた。
他にも大きいウッカリカサゴとか上がっている中、僕は



等を釣っていた。
枝豆ジグ釣れるのである。釣れるけど、リリースしないで良い魚は僕には当たらなかった。
この時に何度かご指摘頂いたのが「ロッドのしなりが戻りきる前に竿を下ろしてしまっていて勿体ない。」という点で、そもそもキックが決まらずにロッドがしならなかったり、自分が力負けして竿先を下ろしてしまっていたり、ジグを生かし切れていない状態だった。
ご指摘頂いた時も色々試行錯誤してはいたのだが改善しきれず。
折角のジグ、ポテンシャルを生かしきれなかったのは反省しきりである。モロに経験値不足を露呈してしまった。
中盤戦
8時45分~11時
「ジグを250gにしてくださいね、タックルは2号のままで。」とアナウンスがあったのでジグチェンジ。

スパイNは100g単位でしか持っていないのでウロコジグをセットする。再び釣り開始である。
しばらくシャクっていた所で良いアタリが有ったのに乗らず悔しい思いをする。
アシストフックが鈍っている気がしたので、ステキ針からヘビースパークに交換。

だがしかしとにかく当たらない。
この頃には船中魚が上がるようになっていたのだが、なかなか僕は配当にありつけなかった。
他の方が魚を上げるので集中力は途切れないのだがとにかく暑い。
僕は空調服を着ているからまだマシだが、皆さん汗だくでシャクっているのである。
小まめに水分を取りながら釣りを続ける。
何のきっかけか忘れたが3人ほどを巻き込んだ大マツリが発生、諦めて僕の道糸を切ることにした。
いまだ船長指定は2号タックルなのだが、リーダーを組み直すか4号タックルにチェンジするか迷い船長に聞いてみると「4号タックルで良いよ!」と言ってくれた。
ジグも重たくするように言われたのでスパイNの400gから開始。

適当にシャクっても横に向いている感覚があって楽しいのだが魚の反応は無し。
使い慣れているウロコジグ400gにチェンジ。

コレもなんも無し。
悶絶していると、「大きく移動しますよ、少し深い所をやります。」とアナウンスが入りポイント変更することとなった。
後半戦
11時~13時
移動した先は200mを超える水深だった。未知の領域、初体験である。

マーフィックスを使うのも久しぶりである。ドラグレバー入れないと巻けないのに、慣れてないので無駄にクルクルから回ししてしまう。こういう所で経験値不足が出てしまって惜しい。
ジグ重たい・糸太い・水深深いの三重苦だがようやくアタリに恵まれた。
恵まれたが、チョコチョコと喰い上げるようなテンションの抜け方をする。この感触はいつもの

サバであった。よくもまあこんな深い所にいるもんだ。
その後もウロコで続けていたらなんか妙なアタリが出た。
無駄に重たいクセに微妙にテンション抜けるのでサバのスレ掛かりを疑ったが、上がってきたのはまさかのスルメイカ。
しかも丸々と美味しそうなやつである。
「それ美味しい奴じゃん!」と船長が言うなり捌いてくれた。

そのまま、あれよあれよと沖干しにしてくれた。

秒の出来事、早技であった。
この時、同船の方に「コレに入れて持って帰るといいよ」ジップロックも頂いてしまい準備の良さに感服した。
だってイカ釣るとか思ってないからさ、持ってないじゃんね…。
その後も僕がサバを追加する中

他の方は水深200mからマダイを上げてきたり、バカでけぇカサゴを上げたりとボチボチの様子。
終了5分間にミヨシの方が大きくヒット。
魚が跳ねて回るので「カツオだ!」「シイラだ!」「いや、カジキだ!!」とわいのわいの騒いでいたが、上がってきたのは10kgクラスのカマスサワラだった。
全員タックルを上げて見守っていたが、釣り上げたところで再開。
最後の1秒まで奇跡を狙ったが、まあそんな都合よくいかない。時間切れ・納竿となった。
帰港後
1時間ほどで帰港し、車を船の近くに持ってきてクーラーを出す。
僕の釣果はサバとイカだけだったのだけど、皆様の「持って行っていいよ!」のお言葉に甘えて

そこそこ見られるクーラーになった。
雑談のちに帰路に就く。もはや限界なので下道なんか通っていられない、高速一択。
限界とか言いながら行き先はイシグロ。本日の反省会に付き合っていただくのである。
色々聞いてもらい次回への課題も見えてきたところでイシグロを後にする。奥さんに「今から帰ります。」と電話をしたところで急遽寄り道を思いつく。
枝豆ジグでお世話になった方から紹介された、いのまた釣具が道中にあるので寄って行く事にした。
店内を1巡した後、目的の枝豆ジグを見つけて購入。

ちょろっと雑談してようやく帰宅。充実した一日であった。
結果
ゴマサバ:4
スルメイカ:1
頂き物として
マダイ:1
アヤメカサゴ:2
ウッカリカサゴ:1
ゴマサバ
すべてエラワタ抜き。

42cm | 663g |
40cm | 584g |
40cm | 575g |
37cm | 367g |
スルメイカは沖漬けになっていたから計測せず。
肉厚で美味しそうなやつだった。

課題
付き合っていただいた反省会のお題は竿の曲げ込みについてである。
船上でも何度かご指摘頂いたのだが、結局最後までしっかり直せなかった。
- ロッドが曲げ込めていない
- そのため、ジグの泳ぎが安定しない
- 安定しないのでチャンスが減ってしまっている
という論法である。
ロッドも毎回曲げ込めない訳ではないのだが、しっかり曲げ込んだり曲げ込めなかったりと安定しないのがとても良くない。
その結果ジグの動きも安定せず、折角魚が追ってきていても見切られてしまっているのではないか、ということである。
しっかり竿を曲げ込んで、ジグを安定して泳がすために、対策として以下を提案してもらった。
ロッドを変える
一番手っ取り早い対策である。
僕が使うのはフルソリッドの竿なので特に跳ね上げる力が弱い。
ロジカルやスロージャーカー等、定番の高弾性ロッドにしてしまえば、多少曲げ込みが甘くても竿の方で跳ね上げてくれるであろう。
しかし、「年に数回の釣りで高額な出費はもったいなくないですか?」と、僕の釣行スタイルを完全に把握したアドバイスを頂いてしまった。
差し当たってお金かけずに試せるのは、3番フルソリッドのタックルを1番手上げる事である。次回はメインタックルを4番タックルにしてみたい。
高弾性のロッドはヤフオクなんかで地道に探してみる事にする。
3号タックルも持って行く
そもそも道具が船上にあれば、その場でタックルセッティングを変えて使っても良かったのである。
初めての船だから余計な物は持っていかないようにしたのが裏目に出た。
次回は3号タックルも持って行くようにする。
精度を上げる
道具にフォローしてもらうのも大切なのだが、そもそも自分の技術を磨けっていう話である。
必要なのは
- しっかりキックさせるリーリングの技術
- 竿が跳ね上がりきるまで保持する持久力
の二点。
キックはリーリングのタイミングを教わったので次回試してみたい。
コツは、リールを巻く手を体に引き寄せながら竿を煽ること。
竿の保持はとりあえず意識の問題なので地道にやってみたいと思う。