冬アジは脂が乗って旨いぞぉ~。型も数も大満足?!

どうも、編集部のヤマケイです。 2020年、明けましておめでとうございます。ここ最近、マダイ、アオリイカの調子が芳しくなく、何を狙うか悩むところ。おせちもいいけど、美味しい魚が食べたい! っということで、どんな料理でも美味しくいただける魚をターゲットにすることに…。正月早々ボウズでは困りますしね…。今年の初釣りはマダイじゃなくて「アジ」に決定です。

何と言ってもこの時期のアジが一番旨い!

オールシーズン釣れるアジですが、この時期に釣れるアジは何と言っても脂が乗っていて最高に美味い。夏にたくさん釣れる豆アジと違って型も良く、魚の厚みも全然違う。型が大きいので捌いても十分に身が取れるので、いろいろな料理にも使いやすいですね。まぁ、豆アジはたくさん釣れると捌くの大変ですもんね。アジの脂の乗った身を楽しむならば、やっぱり冬アジが最高です。
冬場のアジは若干気難しいところもありますが、うまく群れを捉えれば数釣りもできますね。

冬アジを本気で狙ってみる!

すっかり定着して、もはや定番化しているライトタックル。アジ釣りも多分に漏れずライトタックルで狙う船宿がほとんどですね。昔はビシ釣りって結構重めのタックルだったのですが、ライトタックルならば軽いしコンパクトなので女性や子供にも扱いやすいのでおすすめです。タックルを持っていなくても船宿のレンタルタックルと市販の仕掛けで十分。いきなりタックルを揃えるのは大変ですもんね。ライトタックルアジは船釣り入門に最適です。

まずは東京湾のアジ釣りタックルの紹介です。これから道具を揃えてみたいって人は参考にしてみて下さい。
ロッドは7:3調子のオモリ負荷30~40号程度のもの。専用竿が良いに越したことはないですが、カレイ竿やゲームロッドなども十分流用できます。長さは1.5~1.8mぐらいが使いやすいかな。リールは小型両軸リールにPE1~2号。冬場は水深が深くなることもあるので、最近流行りの小型電動リールがあれば手返しもよくなるし、何と言ってもラクチンです。
あとは30cmぐらいの片テンビンに40号(船宿によっては30号)のビシをセット。昔はテンビンの下にクッションゴムをつけ、アジの口切れを防ぐのが定番でしたが、ライトタックル化したせいなのか最近はつけないことも。仕掛けは全長2mぐらいの枝針り仕掛けで、ハリスは2号が標準。冬場や大アジの場合は3号をチョイス。針はムツ針の9~10号。問題は2本バリか3本バリで悩むところ。手返し重視や大物狙いならば2本バリがおすすめです。

横須賀・猿島沖はアジ釣り船団でいっぱい!

東京湾のアジ釣りポイントといえば、八景島沖と猿島沖が有名ポイントです。遊漁船の船団ができるだけ密集しているときはチャンスタイム(笑)。コマセ(アジの場合はイワシミンチ)が効いて船団の下に集まってきたアジたちを足止めされてます。遊漁船がまばらな時はアジの群れもまばらで、群れが足止めできず、回遊待ちでポツポツとしか釣れないことも。
今日も猿島沖には多くの遊漁船が集まっていて、様子を見ていると順調にアジが上がってます。ときおりタモ入れしているので型もよさそう。これは期待ができますね。
さっそく準備開始。ロッドは40号負荷のカレイ竿。リールは小型両軸にPE1号。仕掛けはビシ40号。クッションゴムなしの2本バリ仕様です。コマセはイワシミンチ。付けエサはイソメです。女性でイソメが苦手な人は赤タン(イカを食紅で染めたもの)を準備すればOKです。今回はイソメを使います。

実釣開始。大アジちゃん寄ってらっしゃい~!

今回のポイントは水深は60mほど。さっそくビシにイワシミンチを詰めて、針にイソメを1cmほど。ビシを底まで落としたら、3mぐらい巻き上げながらロッドをあおってイワシミンチを出します。すると…すぐにロッドに反応が! いいですね~。これぞアジ釣り。ありがたく巻き上げ。さぁ、どんなサイズが上がってくるのか楽しみにしながら60mをセコセコ巻いてくると、来ました。あれ? 思ったよりも大きくない(笑)。25cmほど。豆アジでもなく、大アジでもない(笑)。この時期にしては小ぶりかなぁ…。
その後も仕掛けを入れて5分も待たずに、ククンという気持ちがいいアタリが。途中、ダブルがあったり。これは大きいぞぉ~と思ったらイシモチだったり。さらにグググーーとスゴイ引きもサバだったり。大移動することもなく、猿島沖でなんだかんだと釣れ続き、時間があっという間に過ぎていきます。30匹ぐらい釣れたでしょうか。これ以上、釣れちゃうと捌くの大変。晩御飯には十分な量です。

すっかりアジ釣りを満喫。ここは一発ハモノ狙い!

アジのアタリも遠のいてきて、気がつけばあれだけいた周りの遊漁船団もチラホラ。さぁ、どうするか? なんて言いながらもムーさんはハモノ狙いの準備を始めます(笑)。そう、アジ釣りの後といえば「ハモノ狙い」ですね。釣れたアジをエサにして更なる大物を狙うのです。ムーさんはおろしたてのロッドを手に嬉しそう。実はコッチがメインだったんじゃないの(笑)。引き続き猿島沖のポイントでアジを泳がせてみることとします。
しばらくすると、ヤマケイの仕掛けに異変が。回収してみると太っといハリスがカッターの刃で擦れたように切れてる…。ムーさんが怪訝そうな顔でハリスを手に取るも…。「タナもちゃんと取ってるし、決して根ズレじゃない!」とヤマケイの心の訴え(笑)。そんなやり取りをしていると、ムーさんの新品ロッドに動きが! しかし、なんか変な動きだ。アジが青物などから逃げまわってるにしてはハモノロッドが動き過ぎだし、青物だったら穂先がグゥンと入ってもいいハズ。しばらくすると静かになった…。回収してみるとムーさんの仕掛けもハリ上のところで全く同じような切れ方。気を取り直して再びアジに頑張ってもらったのだが、なんとすべて一緒の結果に…。謎のハリス切れが4回も続きすっかり意気消沈。犯人は誰だぁ! なんて二人で推測…。出てきた容疑者候補は…「サワラ(鰆)」。あの鋭い歯ですぱーんっとやったくれたのでしょう。きっと。
なんとか鰆を釣り上げる手段を考えてみたものの、さすがにこれ以上、辞めておこうとなり納竿となりました。

さてさて、2020年初釣り。アジ&ハモノ釣行、いかがでしたか?
アジ釣りは外れも少ないですし、何と言っても冬アジの美味しさはたまりません。サイズはまあまあでしたが、ほどよく脂ものっていてお刺身、アジ&イシモチフライ、アジのなめろう、サバの味噌煮で美味しくいただきました。