2020年ノッコミ始まった?? タイラバ 釣行

「今年は水温が例年より高いせいかマダイののっこみがちょっと早いけど始まってる感じがする」という情報を聞きつけまして、ほうほう、ではいっちょやったるか!というわけで2月某日、東京湾タイラバ釣りに行ってきました。

まずは入念な準備を。タイラバのフックは毎回替えよう!

ルアーだと通常はフックを毎回新品に替えたりはしないと思うのですが、タイラバは針先が命!だと思ってまして毎回新しい物に替えています。

最初はフックなんか適当にケチって尖ってればヘーキ、ヘーキ、がつんと鬼合わせすれば大丈夫だろう、ていうかやはり毎回フックを替えるのは抵抗があるし、正直めんどくさい。と思っていた時期が自分にもありました。

しかしここはタイラバをこれからやる人にもやってる人にも声を大にして言いたいのですが

タイラバのフックは毎回新しい物に替えるべき!

です。マダイのその時の活性にもよりますが、タイラバは割と繊細な釣りで自分の感覚ですとルアーと餌釣りの中間くらいのイメージがあります。今はほとんど誘導式だと思うのですが、ゆらゆら落ちるスカートやネクタイの部分がさながら餌のようで、ガツンと向こう合わせで釣れるジギングなどとはちょっと違います。

底から追ってきたマダイが少しネクタイを咥えて離すような感触はよく感じますし、フックがマダイの口の皮一枚にかかってて冷や汗をかいた、なんてのもたまにあります。それと結構多いのが口の中ではなく外側にスレでかかること。マダイは独特な三段引きにもよく表れてますが顔を左右に振ってじゃれつくような感じでアタックしてきてる感じがします。針先が鈍いとそのようなアタックではフッキングしません。なので針先はかなり重要です。

タイラバは元々バレが比較的多い釣りだと思うのですが、少なくとも自分はフックを毎回交換することでかなり釣果が伸びました。

タイラバフックの交換。アシストラインとPEを使い分ける

タイラバの交換用フックは少々高いのですが、バラ針とアシストラインを購入して自分で巻けば1セット大体50-60円ですみます。また長さを変えて自分なりのカスタマイズも楽しめるのもグッドなポイント です。

自分は使用したタイラバは毎回きちんと塩抜きをして痛んだパーツは替えてます。写真のタイラバは前回の釣行で太刀魚をバラした時に使用していた物。ネクタイが無残にちぎれて、黒のアシストラインが切れてしまっています(これでバレた)

前回の釣行で太刀魚に食いちぎられたネクタイとアシストライン

このアブのカチカチ玉のようにハリスが直接オモリの穴を通過しないタイプは4号か6号の余ったPEを使用しています。中深場とかで一回しか使用してないけど高切れしてしまったPEラインとかを取っておきます。100mもあれば一生(はちょっと大げさか)困らないです。

オモリの穴をアシストラインが直接通るタイプのタイラバ

次にこのようなオモリの穴をアシストラインが直接通るタイプの誘導式タイラバの場合はラインが穴で摩耗するのでよつあみのアシストフック用ライン(8号)を使用。こちらも一度使用した針は破棄して新しい物に交換します。

大体フックが1本25円くらいで、使用するアシストラインが20cmだとすると5mで500円だとしても1セットあたり20円。フックが2本仕様だとしたら材料費は70円程度です。使用するタイラバも1回の釣行で多くても5,6個だと思うのでフックだけなら350〜420円。

あれ?これアオイソメ1パックより安くね?

自分はこの事実に気づいて逆にフックを替えないのが馬鹿らしくなったので毎回替えるようになりました。

フックとネクタイとスカートをこのように小口の袋にいれて保存しています

いざ出船!

さて、前置きはこれくらいにしていよいよ釣行記です。船は少し遅めの8:00AMに出船。最近タイラバの釣果が好調な猿島沖 50-60mを目指します。

横須賀の灯標「よこすか南一」 よくここでカサゴを狙いの遊漁船を見かけます

水深40mほどのポイントで釣り開始との船長からのアナウンス。まずは80g 定番の赤で攻めます。2流し目でタイラバ フォール中に水深20mほどの中層で何かがヒット! 炎月CTのフォールレバーが効いたかな。

あー これはあれですね、タチウオですね。タチウオは時折食い上げながら上がってくるので独特の引きなのですぐわかります。お、まあまあ良いサイズ。

F4 (指4本分の太さ)でした

使用したタイラバ はダイワ(DAIWA) メタルジグ 紅牙 ベイラバーフリーα 80g 紅牙レッド

タイラバ でタチウオはアシストライン切られるし、スカートはボロボロになるし、正直勘弁してーって感じのターゲットなのですがこれくらいのサイズなら正直嬉しい!なんてたってタチウオは美味いですからね。

この後に同じポイントでリーダーをスパッと切られてしまいタイラバ ロスト… (泣)

なんかタチウオがプチ群れでいそうな感じ。しかし今年はタチウオが冬なのにすごい浅場にいたりあまり群が固まってないというか一貫性がない印象。遊漁船も苦労してそうだなーとぼやきつつポイント移動。

下げ潮の実績ポイントに移動して今度はまあまあのホウボウを追加。

使用タイラバ は紅牙 ベイラバーフリーα 中井レディバグ ヘッド 100g

このタイラバ 形が面白いので一度使ってみたかったんです。本来は軽くキャストしてリトリーブ(巻き上げ)して流れに乗せて泳がせるコンセプトらしいのですがキャストしなくても今日のように潮の流れが早い日には威力を発揮しそうです。

その後ポイントを転々したのですが潮が早すぎて釣りにならない…

たまに「なんか触った?」って感じがあるのですが、横の動きが早すぎるせいかイマイチ食い込みが悪いです。

上げ潮のポイントで爆釣!

いつの間にか潮止まりにの時間を迎えてしまい船長から「上げ潮のポイントに移動しますんで少し走ります」とのこと。15分ほど走るらしいので僕らはとりあえずおにぎりを食べる(もぐもぐ)。船の上で食べるご飯ってなぜか美味しいんですよね。これであたたかいお味噌汁でもあれば言うことなしなのですが。今度ポットに入れて持ってくるかなー

とそんなことを考えていたら浦賀沖の船長おすすめのポイントに到着。 

1投目でナミゾウさんにいきなりヒット!! おー なんだろう。この引きはマダイかな?

お! やっぱりマダイだ。まあまあ良いサイズ。あとで測ったら1.5キロでした。食べごろ!

このマダイはかなり綺麗な色でした。あとで捌いたらオスだったのですが、まだ黒ずんでいません。

船長ナイスキャッチ!
綺麗なマダイ。ふっくらとしてメスかな?とおもったらオスでした。

使用したタイラバ はJACKALL(ジャッカル) 爆流 鉛式ビンビン玉スライド 80g このタイラバ はバックファイヤーキャップという部品が良くできてて、ネクタイの交換が楽なので個人的には結構好きです。

その後も順調に魚をかけるナミゾウさん。今度はホウボウ。しかもでかい!

40cm超え!

これは40cm超えてるなあ、でかい。まさにビール瓶。ホウボウって水面に上がってくる時に緑のヒレを広げてあがってくるのですごい綺麗なんですよね。蝶みたいで。

上げ潮が効きだしたのか、船中でバタバタとヒットが連発。お、またホウボウだ。

またホウボウ。落としたら食う感じ。ホウボウって結構群れでかたまってるらしいので1匹釣れると続くことがあります。

その後怒涛のホウボウラッシュが続いて、結局最後の上げ潮で納竿前の1時間でホウボウ8, マダイ1。こんなにたくさんのホウボウを一時間で釣ったのは初めてかもしれない。。。 急にバタバタと釣れるもんだかから写真を撮る暇がなかったっす。

1.5kgマダイ と40cm級が混ざったホウボウ8の釣果!

1時間で二人で1.5kgマダイ と40cm級が混ざったホウボウ8の釣果。タイラバ って釣れるときはバタバタっとつれるから不思議だ。釣れない時は全然釣れないのに。

牙がすごい。これでリーダーもスパッとやられる

マダイは1枚のみでしたが、タチウオ1、ホウボウ8ならまあ満足でしょ!というわけで沖上がりとなりました。

真鯛の焼霜作り

さて次は恒例のお料理タイムです。今回のマダイはかなり脂がのってて身もしっとりしており、僕的にはランクAのマダイでした! みなさんあまりご存知ないかもしれませんがマダイも個体差があり、味も全然違うんです。たまにびっくりするぐらい痩せてるヤツとか、デブのヤツとかいて千差万別なんです。

お刺身 皮霜作り

とりあえずお刺身。お造を皮ごと切ってからバーナーで軽く炙って焼霜作りに。2kgを超えちゃうと皮が厚くてこういう食べ方は向いてない気がするのですが1.5kgくらいだとちょうどいいです。皮の下の脂が美味しいです! 皮が硬い場合は湯煎で霜作りにしたからバーナーで炙る(名付けて二段霜作り!)にするとよいです。

真鯛のしゃぶしゃぶ

定番の鯛しゃぶ!

こちらは定番の鯛しゃぶです。昆布でさっと出汁をとって頂きます。今回は野菜はせりを合わせてみたのですが水菜とか合いますよ!

ホウボウの塩麹焼き

ほうぼうの塩麹焼き

こちらは次の日の朝に食したホウボウの塩麹焼き。この調理法は今回初めて試したのですが

激しくみなさまにオススメしたい一品です

塩麹を液体の状態にしたものがあるのですが

三昧に下ろしたホウボウにこの塩麹をふりかけてジップロックで一晩寝かせます。塩麹の量はだいたい使用するの身の重量の10分の一くらい(500gなら50ccくらい)です。中型のホウボウなら大さじ2、3ってとことでしょうか。 これをトースターなどで焼いて食べるんですけどこれがまためっぽう美味い!!身がふっくらと焼きあがるし、ホウボウの旨味も何重になって絶品です。少し醤油を垂らして大根おろしと食べてみてください。(もうこの記事書いてて思い出して少しよだれがでてきた…)

こういった発酵系は絶対美味しいってもうわかってるんですけど、この液体塩麹方式は西京味噌とかと違って楽だし、焼く時失敗しないし、材料費も安く済むし、なんかもう言うことないです。いや、西京味噌も美味いんですけどね。これだけのホウボウだと西京味噌だと味噌代だけで2000円くらいかかっちゃいそうなので。

いやーこれは良い発見だったかも。今度マダイでやってみよう。

本日の使用タックル

今回、使用したタックルは以下のとおりです。フォールレバー初めて使ったんですがなかなか良い感じでした。

ダイワ(Daiwa) タイラバ ベイトリール ICカウンター付き 紅牙 ICS 103
ダイワ(Daiwa) タイラバロッド ベイト 紅牙X 69HB

シマノ(SHIMANO) タイラバ ロッド 炎月 BB B69M-S/2 センターカット 2ピース
シマノ(SHIMANO) リール タイラバ 19 炎月 CT 150HG

次回はもうちょっとマダイが釣りたいなー。