久々にマダイ登場も。意外な結末に…。

どうも、編集部のヤマケイです。久々の出陣です。いつもはタイラバやったり、タコやったり、アジやったり…リレー釣りが多くなっていましたが、今回は脇目も振らず「タイラバ」一直線。の予定!? タックルケースにはタコグッズ入ってますが…今日はやりませんよ~。今日は一日マダイと向き合います!

マダイの乗っ込み期に間に合ったのか?

季節はもう梅雨入り一歩直前。自粛期間もあって、春シーズンの情報が少ない中、魚たちの動向はどうなんだろうか? そんな中、選んだ釣りは、みんな大好き「タイラバ」。2019年の初頭で4キロオーバー、3キロオーバーと立て続けに良マダイを釣ってから、すっかり迷走中の私…。釣れるのは良くてホウボウ…。よく考えたら全然マダイ釣ってない! ホウボウのお刺身の美味しさに「ホウボウでいいんじゃね?」っていう思いがどこかにあるのか、タイラバ=ホウボウになってました…。ここのところマダイとちゃんと向き合えてません。なので、初心に帰り、タイラバでマダイを狙うことに…。しかし、マゴチはあいかわらず好調を維持してるらしが、マダイは今一つ爆釣っていう情報にたどり着けてなく、一抹の不安を感じるのですがね…。

おーい! マダイはどこいった?

まずは少し深場のポイントからスタート。ムーさんは軽めの60gのヘッドにカチカチ玉のスカート(+10g)という変則的な組み合わせ。ムーさんは最近このパターンが多いですね。カチカチ玉のスカートがお気に入りなのでしょうか…。私は炎月フラットバクバク100gのドチャートから攻めます。タイラバをやるときは重めのヘッドを選択することが多いです。

それにしても、いくら粘っても全く音沙汰なし。あの手この手と攻め方を変えてみますが、音信不通。通知すら来ません。周辺にはタイラバでお馴染みの乗合船が何隻かチラホラ。これは否が応でも期待をしてしまいますね。釣れてもおかしくないんだけどなぁと思いつつ、タイラバをチェンジ。私の中では実績があるオールレッドカラーのオリジナルタイラバ約90gに変えてみたが、なしのつぶて。困ったもんだ…。

こう何時間もアタリすらないとアジ釣りとか、泳がせでマゴチを狙った方がよかったかなぁってウジウジ考えだします。おいおい、初志貫徹はどこへいった? 後悔しはじめていると「タイラバでマゴチ行ってみる?」とムーさんの悪魔の誘いが…。

乗合船では絶好調のマゴチもタイラバには反応せず!?

今日はタイラバでマダイを釣るんだって意気込んでいたハズだが、さすがにここまでアタリすらないとね。その点、マゴチは今年も絶好調が続いており、可能性を感じるところ。初志貫徹はどこへ?っていうのを釣りは臨機応変に対応できないと!という便利な言い訳で一路マゴチポイントへ…。

移動してきたのは千葉県の富津岬~大貫エリア。こちらでもマゴチ釣りで有名な乗合船が何隻かチラホラ。もうここはマダイのことは忘れて、マゴチ釣りましょ!
水深は10m前後、場所によっては5mってことも。とても浅いですね。マゴチポイントは。ここでスピニングタックルに持ち替えます。えぇ、偶然持ってきてましたよ。スピニングタックル。ではではしれっと始めます。

投げる⇒着底⇒ズル引きorストップ&ゴーとかで攻めてます。ムーさんはちょこちょこ反応ある様子。最初にきたのは毎度おなじみの外道、シロサバフグ。タイラバがボロボロになるし「邪魔しないで~」って感じ。でもアタリすらない私には、魚信を感じられてロッドでやり取りできるのがありがたいレベル。そしてムーさんが続いてヒットさせたのは、まぁ立派なイシモチ。イシモチはイソメエサで釣るのが定番。ですがルアーで釣れたこともあり、タイラバで釣れてもおかしくはないか…。そしてそして、ムーさん次にヒットさせたのは…やたらめったら重いヤツ。断じて根掛かりではないハズ。なんとか巻いても、上がってきては持っていかれるの繰り返し。ロッドのしなり方でも分かるが相当な重さ…。しまいにはスポン…。バレてしまいました…。しかしムーさんはそんなに悔しがりません。引き具合であまり期待できないと感じていた様子。サメかな? エイじゃない?ってむなしい会話。ムーさんどちらにしても魚影が見れるところまで頑張ってもらいたかった。だって消化不良だもん。
ところでマゴチは? ハイ、全然釣れませーん。お手上げで~す。

迷走中。再びマダイ狙いに…そしてついにマダイに出会う?

いやぁ、結局はどっちつかずに…。一番最悪のパターンとも言えます。釣りに迷いは禁物か…。やっぱりマダイちゃんと狙わないとダメだよね。ここまできたら。ということで。浦賀沖にやってきました。浦賀沖ではタイラバでよくホウボウが釣れてはいるが、マダイは小ダイがポツポツのみという過去の成績。水深はそう深くはない。ここはコマセマダイで有名な剣崎からもそう遠くないポイント。よく考えたら乗っ込みマダイって浅瀬の方がいいんじゃね? なんて考えてみたり。
水深10m後半から深くても35mあたりのところを幾度となく流すが、相変らずのノーアンサー。会話もなくなって、もう無言でひたすらフォール、リトリーブの繰り返し。

そんな中、ムーさんに動きが。マゴチ用で持ち込んでいるスピニングタックルを手にしたのを私は見逃しません! ここでマゴチ狙いではないハズなので、ホウボウを狙うんだろうなぁって横目でチラ見。マダイと同じ攻め方、タッチ&ゴーの縦の釣りでもホウボウは釣れるが、最近、少しタイラバをキャストして、底をズルズルなんて攻め方がホウボウに効果があることが分かって、ホウホウ大好き私個人的にはいろいろ試行錯誤しているところ。

それにしてもマダイじゃないの~? なんてツッコミを入れる気力もなかったので、自分のタイラバに全力集中しているとムーさんの「きたぁ~!」の声。えっ、もう釣れちゃったの? ホウボウにしては喜びすぎじゃね? と思ったが。駆けつけてみると、8ftのロッドがめっちゃが曲がってるし、ガンガン突っ込んでる。こ・れ・は、ホウボウじゃない…。突っ込み加減はマダイの引きだ!!!

船釣りのロッドとしては長めの8ftロッド。キレイに曲がってますね。そしてやり取りを楽しむ後ろ姿。水深が浅いので暴れる暴れる! これは3キロクラスか? いやが上にも期待が高まる…。

水面に姿を見せたのは、間違いなく立派な魚体のマダイだ。抱卵しているのか、お腹もポッコリ。ここは慎重にタモ入れ。ふぅ~、無事にタモに収まってくれました。

あぁ、ガッカリ~その①

最近、ちゃりこが多かったので久々の良型。マダイらしい立派な魚体だ。やっぱりこのサイズになると顔つきも魚体もがっしりするよね~。なんてムーさんをほめたたえます。

しかし、重さを量ると…。ムーさんがっかり。2キロちょっとでしたよ…。あのロッドのしなりと引き具合。見た目のサイズ感。3キロはあるだろうと。釣った張本人のムーさんが一番手応えを感じていたハズ。しかし結果は…。意外と重くなかった…。相当ムーさんはガッカリだった模様。何度も「3キロないのか~」って。まぁ気持ちは分かります。

こちらが今回のタイラバ。キャストし、ボトムにタッチしたらズル引きで。タイラバがロッドの下まで来たら普通のタイラバみたいにボトムから一定の速度で巻き上げる。ムーさんはズル引き後のボトムからタイラバが離れたところで当たってきたとのこと。通常はボトムに着いたら(タッチ)速やかにリトリーブ(GO)だが、もしかしたらボトムでごにょごにょしてもいいのかも。もちろん根掛かりしない範囲で。

あぁ、ガッカリ~その②

私は所用があって早目に帰還。と言っても自宅は遠く、何時間も車を走らせなければいけない…。帰路の途中ムーさんからLINEだ。何かあったのか…!?

「マダイをタイしゃぶしゃぶにしたんだけど…」

「スンゲー、まずかった…」

「臭いんだよ。薬品臭い感じ!」

「あまりにも酷いんで、食べなかった…」

「ギボシムシってのを食べているとカルキ臭くなるらしい…」

一見、とても美味しそうなマダイのしゃぶしゃぶだが…写真からは匂いまで分からないよ…。

後日改めて調べてみると、ギボシムシが犯人で間違いなさそうだ。シロギスでも事例があるようで、今回のマダイと同じように臭うシロギスを「カルキス」と呼んでるらしい。「カルキ臭い」+「シロギス」で「カルキス」とな。

マダイもシロギスも、乗っ込みで浅瀬に集まり、荒食いをする。この時にギボシムシを捕食している可能性が高い気がする。

まぁ、ムーさんついてなさすぎ。ガッカリ2連発でした。そういえば私の釣果ですか? えぇ、丸坊主ですよ。アタリすらありませんでした。外道にまで見放されちゃいました~。 タイラバは一度仕切り直しです。またリベンジする必要がありますねー。あぁー美味しいマダイのお刺身が食べたい!!