マダイ、アオリが不発でも…秋ならではのターゲットで挽回なるか?

どうも、編集部のヤマケイです。山々の木々は色づき、寒い日が多くなりました。すっかり季節は秋~冬の様相ですね。本来、ハイシーズンであるはずのマダイ、アオリイカ。ポツポツ情報は入っているものの、状況はいまひとつ。ここはタイラバでマダイを狙いつつも、秋ならではのターゲットで食卓を彩ろうの巻です!?

ニューウエポンを忍ばせ、いざ海へ!

普段、自作のタイラバをメインに使っているのですが、アブのカチカチ玉に続き、今回の釣行に合わせ新たなタイラバをAmazonでポチってみました。それはシマノの炎月フラットバクバク(100g/オレンジカーリーSP)。届いたタイラバを手に取ると、「フォールタイラバ専用」とパッケージに書かれている。どうやらフォール中にでるアタリを取るらしい…。「素早く糸フケを取って巻き合わせします」とも。フォールでマダイが反応するのは分かる気がするが、タイラバなのに合わせるのか!? よく分かりませんが、まずは普段通りのやり方で使ってみましょう。まぁ、なんとなく自作のタイラバの参考になりそうな形状だなぁ~。タダそれだけでポチってみたのですがね…。意外と良さげな感じ。コレは期待できるのか!? 新しいタイラバを忍ばせての釣行はなんかドキドキしますねぇ~。ではでは、いざ出陣!

秋マダイ、開幕の兆しか?

さっそくタックルを準備し、リーダーに炎月フラットバクバク(100g/オレンジカーリーSP)を結束。ではでは、スタートフィッシング~♪ ポイントは水深40~50mほど。一番、好きな水深です(笑)。通常、ココでは80gのタイラバを使うことが多いが、いつ来ても潮が速い速い。80gのタイラバがバンバン持っていかれて、PEラインがドンドン出ていってしまう。底が取れないことの方も多いんです(泣)。
はたして炎月フラットバクバクがはたしてどんな挙動をするのか…。潮にのって多少流されているもののしっかりヘッドの重みを感じられるし、タイラバが潮に流されてPEラインが斜めに入るほどではない。これは20gの重さの違いなのか、はたまたヘッドやエプロンの抵抗が少ないせいなのか。これは釣りやすいですね~。
ココは一級ポイントなのだけど、いつも潮が速くてとても釣り難い。通常なら何回か流したら諦めてポイント移動となるのだけれど、いつもと違い今日はココのポイントで粘ることに。ムーさんも私も今日はなんかココで魚が出そうな予感がしたのだ。
何度かフォール、リトリーブを繰り返していると、ボトムタッチから5mほど巻き上げたところで「ガツン」とアタリが! しかも3段引きだ。最近シロサバフグとお友達になりつつあったが、これは間違いなくマダイだぁ。時折、ドラグが「ジリ」っと出る。まあまあのサイズか? 期待できる~。と10mほどやり取りしたところで事件が。「フッ…」。そう。痛恨のバラシ。あーあ、やっちゃった…。

タイラバのヘッド形状の違いがマダイへの誘いに!

予想通り、バラしてしまったもののまぁまぁのスタートを切った炎月フラットバクバク。タイラバのヘッド形状は、丸い玉系やティアドロップ系。丸を潰したような太鼓型系など様々。素材もオーソドックスな鉛のモノや比重が重いタングステンを使って小型化を狙ったモノもある。共通しているのは重心からズレた所(偏心)にラインを通す穴があって、それによってフォール時のヘッドの姿勢や沈下速度が変わったり、リトリーブにはタイラバ自体にアクションを加えるものなど、様々な要素を持っている。ヘッドはタダのオモリではないんですね。いつも新しいタイラバを使い始めるときは、ロッドの先から1mぐらいラインを出して海面を何度も左右に泳がして観察してます。ハイ。スピードを速めたり、遅くしたり。潮が澄んでいるときは3mぐらいフォールさせてみることも。タイラバを自作するときも購入するときも、太鼓系のがお気に入りですね。フラフラ、ユラユラ泳ぐタイラバが好きなんですね。炎月フラットバクバクは確かにフラフラ、ユラユラしてました(笑)。

まだまだ行きます! フラットバクバクがバックバク!?

気を取り直して、フラットバクバクのフックを確認して、再びどっぼーん。実はココで大きなミスを犯しているとは、後になって気づきます…。
痛恨のバラシをして、気を取り直しての第一投でなんと再びアタリが。こんな事があるのか! ロッドがガツン、ガツンと引き込まれる。タイラバがボトムタッチして1~2巻きした直後の会心のアタリです。ヤッター、今度こそバラさないぞって、ついつい追い合わせを入れてしまった直後…。再び「フッ…」。「えっーーー! マジですか!」。今度は、虚しくPEラインがフワフワと漂っています。泣く泣くリールを巻いて確認すると、リーダーの先がクルンクルン。そう、タイラバとの結束が甘かったんですね。日頃からムーさんに「ノットが甘い!」と怒られていたのに…。最初にバラした影響もあったんでしょうね…。もうクリンチノット辞めます。ハイ。2度のバラシと、買ったばかりのフラットバクバクを失って、秋風が冷たく感じるヤマケイでした…。

マダイが釣れなくても…秋~冬の美味しいゲスト登場!

傷心のヤマケイを尻目に、最近すっかりカチカチ玉がお気に入りのムーさんがやってくれました。ちょうど時合いだったんでしょうね。掛けてから良く走るゲスト、青物ですよ。まずはイナダをサックっと1本。いい感じにロッドが曲がってますねー。小さいながらも楽しそうなムーさん。次は間髪を入れずにショゴ(カンパチ)。最近、東京湾ではよく釣れているらしいですよ。いいですね~ショゴ。なかなか狙って釣れないので、うらやましいですね(笑)。引きも強烈だし、食べても美味しいし。青物、2本立て続けですよ。こんな時はタイラバをボトム付近だけでなく中層ぐらいまでしっかりリトリーブしてみるとよいとのこと。そして私に釣れたのはなぜか小さなカサゴでした…(失笑)。

さてさて、タイラバ釣行、いかがでしたか?
あまり秋マダイと言えるほどの釣果に出会えてませんね。釣れても単発のみ。本当は1~2kgクラスが何匹かでると良いのですが…。マダイが釣れていないときは臨機応変に他の魚を狙ってみるのも。タイラバで釣れる魚は美味しい魚ばかり。もちろん、イナダ、ショゴも美味しくいただきました!